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―ナツカゲ―
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137 :
手塚国光
2008/08/24 20:45
まずは謝罪を。
俺は豆一族の者ではなく、恋人の黒鯱だ。
貴重な一頁を借りて周助への想いを綴らせてもらう。
今ならお前を一番好きだと言える。
…周助は”一番”と付けられるのが嫌だと言っていたな。”二番”がいるみたいだと。誰かと比べられている感じがするんだろうが、
>誰かと比べたりしていない
俺の中に二番以降など存在しないのだから、心配しなくても良いんだ。だが、俺は「好きだ」とはもう言わない。「愛している」が良いに決まっている。
# お前以外に「愛している」なんて言わないからな
「好き」と「愛している」は俺には別物。周助以外に決して言わない言葉。それは周助が誰よりも特別な存在だからだ。
一ヶ月前、周助への想いに気付き付き合うことになったが、日が経つにつれて感じる不安と絶望、過去に押し潰され胸が苦しかった。周助に話す訳にも行かず、自分でもどうしたいのか分からずで日記に弱音を吐くしかなかった。
しかし、そのことが周助を余計に悲しませていると知ったのはつい先日。周助の口から聞くまで気付きもせずにいた。
>日記ではなく自分に言ってくれる方がマシだ
と言ってくれたことは気が引けたが、自分の中の不安も少しずつ解けていった。
俺の弱音を聞くことは、それだけ自分を辛くさせるはずなのに、それでも俺を支えたいからと。
…これ以上の幸せはなかったと思う。
恋人としての有り方。
互いを支え合って、愛し合い、癒される…
周助の言ってたそれ以上…『信頼』。これから周助にしていきたい。
だから、周助が傍にいてくれている限り。
>俺も決して離れたりはしない。
これからも一緒に歩んで行こう…
Break' the chain.. 手塚国光
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