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しあわせワンコとちむちむチェリ部
 ┗22

22 :真田弦一郎
2008/06/24 20:05

先日の話だ。
我が家に親戚が集まり、大人達が酒盛りを始めた。
俺は未だ齢15、いくらすすめられても飲めぬ物は飲めぬ!! 大人がそれを守らずにいてどうするのだ!!

びしぃっっと決めたら、なにやら冷えた空気が部屋を満したが気にしないことにする。

自室に戻り明日の予習に励んでいたところ、扉をノックする音が聞こえた。
扉と言っても襖だ。故に華麗な「こんこん」と言う音ではない。「ぼすっぼすっ」という音と共に、僅かに襖が…………此方に押し歪んでおる!!

そのようなことをする人間など我が家には一人しかおらん!!
慌てて襖を開けると…ムッ!!殺気!!
俺の顔の前に勢いよく拳が振り下ろされる瞬間、素晴らしい早業で身を屈めると手を払い……もう片方の手が俺の脳天に振り下ろされた。


#「エ/ク/ス/カ/リ/バー!!」


古っっっ!! 古いぞ兄上!!!
今の若者はそのネタは分から……………


うむ、古いかどうか俺にも分からぬ(こほん)


#「あっはっは!! あー面白い。弦一郎、ちょっと買い物に行ってきて」
酔っているのか少々テンションの高い兄上は俺に1万円札を差し出した。
頷きながら受け取り、何を買うのかと問うたら…

#「ビール、買えるだけ」
「……この時間、もう酒屋は開いていないと思いますが」
#「コンビニが開いてるじゃん」
「………兄上、コンビニは、未成年には酒を売ってはくれないのですが」(←赤也情報。たまには役に立………アイツ、買おうとしたことがあるのか…?)
#「弦一郎なら、大丈夫」
「いえしかし……」
#「大 丈 夫」



意を決して、籠一杯に入れたビールをレジに出した。
店員が籠を受け取りながら俺の顔をふと見る。
フリーターなのか、20を越えているように見えるその男は、僅かに眉を顰めた。

ほら兄上、やはり注意を受けるのd………



#「おじさん、一人でこんなに飲んだら体に悪いと思うよ? ほどほどにな」



そっちの、注意か。



ガックリ肩を落とし家に帰ってビールが山ほど入った袋を兄上に差し出した。
「ほら、大丈夫だっただろ?」と言った兄上の笑顔を思い出し…………




キエェェェェェェェェイ!!!(藁ザシュゥッッ!)



#明日も頑張れ、俺。

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