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┗From Crazy Teatime(11-20/33)

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20 :忍足侑士
2009/09/25 20:24

忍足侑士、十四歳。
自称青春真っ盛りで健康な青少年。



……理性との闘いは未だ続行中。

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19 :忍足侑士
2009/09/04 13:55

厄日っちゅうより、呪われとるんかと思った。



あまりに色々重なった日。
何時もはしゃあないわ位で流す俺やのに。
流石に凹んで一日使いモン為らん侭過ごした。



何時も通り流せばええんに、鳩が届けた言葉に気ぃ緩んで。
嗚呼、らしく無いやんなぁ。
漏らした弱音に後から後悔み。
せやけど覆水盆に返らずっちゅうんは正に此の事で。



抱き締めてくれた温かさに安心して。
何も聞かんと一人や無いて言ってくれた。
背を撫でる手が優し過ぎて…。
唯其れだけで普段の自分を取り戻すには十分。



嗚呼、やっぱり俺は此の手を離せへん。
此の手を離してもうたら、もう一歩も前に進めんく為る。
そう言ってもうたら重過ぎやろか。
甘やかしたりたいと思っとるんに、ほんまは俺が甘やかされとるんよな。



まだまだ頼りない俺やけど…。
だいすき。
大切な恋人だけに此の言葉を。

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18 :忍足侑士
2009/08/23 19:28

吸い込まれそうな気がして足を止めた。



少しばかり家出るのが遅れて、何時もは乗り換えんホームに降りた。
一緒に降りた人は仰山居って、直ぐ様ホームは溢れて行列が出来た。
目の前に着いた電車の扉が開いて、流れに乗って俺も其処に近付く。



人の溢れとったホームは一瞬で閑散として。
朝の日差しに何だか其の風景は不似合いで。
何処からか蝉の声が聴こえた様な気がした。



目の前に開いた扉に周りの人全部吸い込まれてくみたいに見えた。
後一歩踏み出したら俺も同じ様に吸い込まれてまう様な気がした。



朝の日差しも。
遠い蝉の声も。
口開く電車も。
消えた人達も。



総てが不似合いで、総てが噛み合っとらん風景。
其処に居る俺も不格好なパーツの一つ。
あんなに居った人は何処に行ってもうたんやろ。
目の前の箱ん中はみっしり詰まっとる訳や無い。
まるで吸い込まれするりと消えてもうたみたい。



響くアナウンス。
扉が閉まる合図。

―――我に返る。



閉まり掛けた扉に飛び込んだ。
俺の背後でぴたりと閉まる口。
疎らな車内、呆けたんは一瞬。



俺は吸い込まれた訳や無いし、消える筈も無い。



表向き平然と、内心は呆然と。
空席に腰落として見渡す車内。
虚ろな空間、縹渺と移る景色。



…そないな事在る訳無い。
そないな事在って堪るか。
長く息吐いて頭を振って。



夏の余韻が耳許で囁いた戯言に翻弄される。

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17 :忍足侑士
2009/08/13 08:44

微かに小雨舞う濁った空。



久々に朝からバスで学校行こうとして、時刻表の側に貼られた紙に気付く。
何時から貼って在ったんやろ。
紙には《下記お盆期間は土曜、休日ダイヤで運行》とでかでかと書かれとった。
そう言えば世間は今お盆なんやなぁ。
毎年毎年、今年も例に洩れず部活やったさかい忘れとったわ。
最近は部活の行き帰りに連れ捕まえて、自転車の後ろ乗せて貰ろたりしとったしなぁ。
こないな貼り紙されとったんにも気付かんかったわ。
道理で人出も少ない筈や。
腕時計眺めて溜息一つ。
まぁ、遅刻はせんさかい大丈夫やろ。



何時も乗るよりは少し遅い電車に乗って。
やっぱり電車ん中は何時もより人が少ない。
ふと車内を振り返って。
偶然恋人と同じ電車に乗り合わせる、何て在ったらええのに。
在り得へんと判り乍思ってみる。
学校も違えば、そもそも近い云うても他県なんよな。
遠征か練習試合でも無ければそないな偶然在り得へんわ。
薄暗い景色の中走る電車で、やっぱり俺の朝は何時も変わらへん。



此処数日連絡の絶えとる可愛え恋人。
俺から連絡してもええかもしれんけど。
忙しいんかもと思えば其れも出来ん侭。



夏が終わる前に何処か出掛けられたらええと思う。
付き合って初めての夏なんやで。
今更の様に思い出した俺は、やっぱり薄情なんか感覚ずれとるんかどっちなんやろなぁ。

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16 :忍足侑士
2009/08/10 03:18

寝苦しい熱帯夜が更に寝苦しく為る。



毎年此の時期に雑魚寝期間過ごす羽目に為るんが恒例に為っとる気ぃするわ。
夜も早くに寝てもうたのを起こされたんは日付変わる頃。
足取り覚束ん連れを部屋に入れて、触れた体温の高さに目ぇ覚めた。
濡れタオルと体温計押し付けて、氷枕とベッドメイク。
体温計に表示された数字には溜息のみ。
薬箱漁って風邪薬飲ませたらベッドに押し込んで一先ず完了。



中途半端に起こされて目ぇ冴えてもうたわ。
しかもベッド一つしか無いんよな…。
適当に時間潰して眠気が来ても、肝心の寝る場所が無い。
嗚呼、一人掛けのソファで脱力して仮眠が精々やなぁ。
当然大して眠れる筈も無く、首と腰が痛いっちゅうおまけ付き。
朝に為って熱は下がった連れの為に卵粥作って…。



…俺、去年も似た様な事しとらんかったか?



深く考えると虚しく為るさかい止めとこか。
今日は客用の敷布団だけでも引っ張り出して…。


せめて首と腰痛く無い目覚めを願う。

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15 :忍足侑士
2009/08/07 08:44

「お盆位は帰って来んの?」
久々に聞いた声からまた随分と日が過ぎてもうた。



所謂腐れ縁っちゅうヤツにそう聞かれたんは七月の話やったか。
其処で改めて夏なんやと実感した。
暦に記された日付っちゅう数字の羅列は日々順番に過ぎ。
月っちゅう頭が代わるとまた一から繰り返す。
其処に曜日っちゅうオマケ付いて、唯其れだけの認識やった。



気付いた頃には七月は終わっとって、八月なんやなぁ。
暑いなぁ、そないな科白口にするだけで、夏やっちゅう実感が其れ程在る訳でも無く。
季節が終わりに向かい始めてやっと気付く。



夏は終わって秋が色付く。



きっとまた冬はあっと云う間に来るんやろな。
そしたら直ぐに今年も終わってまうんやろ。
日々の事なんに日々稀薄に為っていく感覚。



夏はもう間に合わんけど。
冬はちゃんと地元帰る算段つけとこか。
予定は未定、都合のええ言葉添え乍。

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14 :忍足侑士
2009/08/04 13:54

きらびやかなドレスの並ぶショウウィンドウ。



行きつけの喫茶店、何時もと違う席に座って窓の外を眺めた。
向かい側にはドレスばっか並んどる店が在って、何処に着てくんやろと首傾げる。
跡部みたいにパーティーとか行く人等には必要なんかもしれんなぁ。



ぼんやりと眺め乍、マネキンやとどうも色気無いなぁと思う。
表に並んどるドレスは何れも長いのばっかで。
短過ぎるよりは長いのがええと思う。
長いだけや無くてスリットが入っとるのがええな。
動く度にひらひらと、綺麗な脚が見え隠れするんがええ。
ドレス着て歩くんに独りなんちゅう野暮はあかんよなぁ。
当然隣にはタキシード着て、エスコートする男が居るやろ。



何と無くドレス着た人をエスコートする自分を想像してみた。
まぁ、其れなりには様に為るんかもしれん。
多少の背伸びは此の際御愛嬌。



其処まで想像して止めた。
俺がエスコートするんはドレスよりタキシード似合いそうな子や。
寧ろエスコートするより、手ぇ繋いどかんと転んでまいそうな子や。
大人ぶってすましてみるんも悪く無いけど。



想像だけで無縁な話。

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13 :忍足侑士
2009/08/03 23:02

愛しい人の腕は優しくて、心地好過ぎて。



徐々に以前の様に言葉交わす時間が増えて。
心地ええ温もりを腕に抱いて眠る夜。
そないな幸せに躊躇いを覚える。
嫌なんや無い。
寧ろ逆なんや。



離した無い。
もっと触れたい。
声を聞いとりたい。



際限無く求めそうに為るさかい。
甘えて雁字搦めにしてまいそうに為る。
…理性との格闘は未だ続行中。



自分勝手に悪戦苦闘。
可愛いくて。
好き過ぎて。
嗚呼、どうしようも無いなぁ。
一人相撲の自問自答。
心地好くて。
気ぃ緩んで。
全く、質悪くて敵わんよなぁ。



送ろうと思った鳩。
寸前で握り潰した言葉。
届けば返って来ると知っとるさかい。



ごめんな。
余裕無い所見せた無いんは俺の我儘。
明日の朝には情けない面マシに為っとるわ。
せやから今日は…窓辺で独り夜空を見上げる。

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12 :観月はじめ
2009/07/31 08:35

考えうる最悪を想定するのは容易い。



必要な情報は明確に要点を押さえて。
予想される動きは総て網羅する様に。
此方の手段は?
使えるものは?



時間
猶予
打開策



最良に物事が動くとは限らない。
寧ろ最良に物事が動く事は在り得ない。
回避したいのは最悪の結果。
ならば最悪を想定して、そう為らない術を。



僕には守りたいものが在るんですよ。
だから絶対に阻止してみせる。



吐き気のする様な最悪を。

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11 :仁王雅治
2009/07/27 13:59

今年また憂鬱な季節がやってきた。
嗚呼、暑い。
あついんは苦手じゃ。
ぐったりとベッドに両手両足投げ出して。



あついのぅ。



呟きは唇の震えだけ。
閉め切ったカーテンから漏れる光すら鬱陶しい。
やり場の無い熱が揺る揺ると侵蝕する。
鏡に映ったやる気の無い面。
銀色はくすんで灰に見えた。



いっそ黒くしてみようか。



前髪を摘まんで思ってみる。
勿論思うだけ。
浮き上がる泡みたいに湧いては消える。
消えてもまた湧く、繰り返し。
ペットボトルは皆空で、買いに行くをも面倒じゃと。
酸素求める魚みたいに唇を戦慄かせて。



嗚呼、あつい。



あつさなんざ求めとらんのに。

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