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ヒヨコのたまご
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104 :
幸村精市
2007/01/12 12:50
電車が大雪で故障して1時間遅れで到着するというハプニングはあったが、無事長野へ着いた俺達。
ただ、時間が遅れてしまったので、予定していた電車には乗れなかった。
どうしようか…と思案していると、柳がおもむろに手帳を開いて
「ふむ、こんなこともあるだろうと思って電車の時間を全てメモしておいた。次の電車は1時間後だな。」
さすが参謀。寒さで唇が紫になっている自称皇帝の誰かとは違って頼りになる。
時間まで暇だったので、ブラブラと周辺を散策。
すれ違う人が全て振り向いていたのは、俺のマンドラゴラが魅力的過ぎたのか、はたまた薄着でガタガタ震えている親父顔の中学生が気になったのか。
こんなところで倒れられても迷惑極まりないので、取りあえずデパートの中へ。
強制的にコートを買わせた。
最初は強情にも渋っていたが
「ガタガタ震えて唇が紫の奴と一緒に旅行したくないから、買わないのなら雪の中に埋めて放置するぞ?」
と、にこやかに言い切ってやると真っ青になって買いに行ったよ。
有言実行なのは実証済みだからきっとリアルに想像してしまったんだろうね。
全く世話の焼ける奴だ…。
真田にコートを買わせるだけでだいぶ時間がかかってしまったから、それ以上店の中を見ることもせず駅へ引き返した。
無事電車に乗り込むと、真田が思いだしたように「あ!」と声をあげた。
何事かと思って真田の方を見ると
「電車に乗る前に宿の方へ一度連絡しろと言われていたんだった。」
とたるんだ発言をする真田。
そんなことを呟いている暇があるんだったらさっさと電話すればいいのに…と思って、灸を据えようと俺が口を開く前に、柳生が
「だったら早く電話しないといけませんね。たるんでる場合じゃないですよ真田くん。」
と一言。
いつも注意されない奴に注意されたことでかなりショックを受けた様子で慌てて電話をしていた真田。
柳生ナイス…と思ってよく見てみると、少し離れた所にも柳生が…。
おや?と思いもう一度真田の近くにいる柳生を見てみると笑いを堪えている様子。
……仁王か!
やられた。
さすが詐欺師。危うく騙されるところだった。
言い直そう。仁王ナイスプレー。
そんな愉快な光景が繰り広げられること約50分。
目的の駅に到着。
旗を持ったお兄さんが立ってバスまで案内してくれた。
このお兄さん、何故か俺にやたら丁寧にしてくれる。
…この感覚には嫌と言うほど覚えがあるんだが。
ハッキリ言おう。
オ レ は オ ト コ だ !
まぁ、親切にされること自体は気分がいいから黙っておいた。
実害が無ければなんと思われようが構わないさ。
そんな少々複雑ながらも、妙な優越感を味わいつつバスに乗り込み旅館へ。
…ふう、ようやく旅館まで来たな。
書くネタがありすぎなのも困る。
書き終えた後、2つくらいにまとめてみようか。
そうそう、最後になったが、私信を。
こんな見にくい場所ですまないね。
■私信■
>╋広ガル視界ハ紅イ海の仁王
[mbb.whocares.jp]
ここまでどうぞ。
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