top
┗
ピエロ。
┗109
109 :
仁王雅治
2010/05/18 06:31
奇しくも、三年目の記念日だった。俺と丸井は友達に戻った。
言わせたのは俺だった。俺は最後まであいつに甘えていたのだった。
甘やかしているようで甘やかされて、包んでいるようで包まれていた。
時おり風に吹かれて薄くなったり、勝手に形を変えたり、それでも目の前で変化する丸井を俺はまるで雲みたいな男だと思った。
俺に自分の存在を教えてくれる丸井が好きだった。
積乱雲はついに見ることが出来なかったけれど、雨雲模様に触れる事は出来た。
そういう部分は別段人間くさくて、俺は丸井のそこがまた好きだった。
好きだった。焼け付くみたいに。
忘れっぽい俺は見た目通りの鳥頭だけれど、言い尽くせないほど楽しくて嬉しくて幸せだった三年間を一生忘れない。
15日からの俺に誓わせ続けるよ。
ありがとう。
[
返信][
削除][
編集]
[
Home][
設定][
Admin]