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ピエロ。
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15 :
ベロ出して中指立てたら背中合わせにファック・ユー。振り返らず、反対側へと歩き始める。
2006/12/26 16:21
お互い物凄く、めんたまがぐるんと一周しちまうくらい多忙だったから時間にして30分だけ(ていうかこんな細かい時間なら別に会わなくてもいいんじゃないの、っつったら死ね、って言葉と一緒に蹴りが飛んで来た。ドメスティックバイオレンスは嫌いじゃない)一緒に過ごした聖なる夜(どうでもいいけれど、今変換で性成る夜と出た。確かに間違ってはいないけどね。)に、渡したプレゼント。
卵に星を各々のカラに1~7まで描いた(勿論、油性で)生卵7個セットをギフトに全く持ってやる気の無いちゃちィ袋に詰めて申し訳程度にリボンをひっかけたそれ、即席どらごんぼおるを寒い夜に凍えているあの子の元へと向う俺のいかにもめんどくさそうな前進は見事に足音に現れていてすこしわらった。こつ、こつ、じゃなくて、こつ………ハァ。こつこつこつこつ…。こ、つ。みたいな(重苦しい俺の心境が伝わって来るだろう?)。
いいかい、世の中にはふたつの種類の寒さがある。当たり前だけれど、体の感じる寒さ。それと、ありきたりな心の寒さってやつだ。ひゅーるるー、みたいな。よくあるよね、漫画とかの効果音で。秋が来た…みたいな。それ。(いや今は冬ですけども。)
おそらくその容赦の無い寒波はあの子の心のはとっくにやってきていたはずなんだ。気付かないフリしたって無駄なわけ。だって、いくらからだを温めてもちっとも心は満たされやしない。極寒の世界。それを満たしてあげるのが俺の役割やったんやけどね。
メリー・メリー・クリスマス
生卵ななつを渡すとあいつは大層おどろいたツラしたんだ。全く、その時のカオと来たら鳩が豆鉄砲食らったような、イヤハヤ思い出しても笑える(ていうか、世界でこんな奇特なプレゼント渡したのは恐らく多分きっと、いや絶対に、俺だけだ。このにおうまさはるだけだ。素晴らしい。優越感。)そいつで何を叶えたい?と問ったらあろうことかアノヤロウ、「仁王をブッころしたい」と答えやがった。笑っちまったよ。最早これは喜劇なんじゃねえか?そう言って2人して高笑い。確かにそうだ!なんて叫びながら。どこまでも高い空に向って白い息を吐きながら、涙目になるまで。イルミネーションが背後で輝く中で笑い合うコイビト同士、きっと華やかに見えただろう(ボクラはオスだけど)。実際華やかだった。後ろで花火なんか上がったらもう最高だったね。その後俺は殴られたから、夜空に散る儚い火花を背にスローモーションで地面に倒れこむ…嗚呼なんてロマンチック。いやしかしこれは幻想。要するに、可愛気の欠片すら持ち合わせていない俺は、結局一発だって殴らせやしなかった。思い出にしてあげればいいのにね。いくら聖なる夜だからって、一方的な暴力を享受するなんて聖人でも無い俺には出来やせんのよ。ああ、悪いねハニー。けど、感情的になるとすぐ手が出るお前、すごくいいと思うよ。うん、好いとう。った。アレ、過去形?そう。かこけい。パスト・テンス。わかる?
ハッピーメリー・メリー・クリスマス
その生卵どうするの、と聞いたら「カラ割って中身を生で飲み干して、残ったカラは細かく刻んで全部食う」って答えが帰ってきた。
お見事!さすが俺の惚れたオトコ。はは、でもちと気色悪いよ、おまえ。
(つうかそんな事したらノロウイルスに罹っちまうんじゃないの。てか、カラには油性の毒性が染みこんで…なんてこと言わない。ナンセンス。好きにすればよかよ。)
サヨナラカワイコちゃん。また、いつか。
ハッピーメリー・クリスマス・エンド
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