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2115.有限不実行のシェパードと林檎の太陽(保存)
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た/だ/て/る(実/況)
2018/02/25(日) 21:54
《た/だ/て/るの映画批評のコーナー》
第八回「グレ/イ/テ/スト・シ/ョー/マ/ン」
お約束
※これは個人的感想です
※ネタバレも幾分か、もしくは盛大にあります
※批評に対する批判的感想は受け付けません
※ただし、討論や意見、考察は歓迎です
※映画のリクエストは気分により受け付けます
今回はこの作品。昨日封切りとなったばかりです。本当はキ/ング/スマ/ンが観たかったけど、終わってたという。結果オーライでした。
ひょうかとしては相当高い、俺はすっっっっっごく面白かった。
ラ/ラ/ラン/ドの制作チームが手掛けたと聞いて期待していたんですけど、実はラ/ラ/ラン/ド観てないんですよ。観たかった。観れば良かった……。
まずはあらすじ。実在するショーマン、バ/ーナムの話をミュージカル化した映画だそうで。主人公は貧乏な少年。裕福な少女と出会い愛し合った二人。少年は大人になって、職を手にして大きくなった彼女を迎えに行きます。そして貧しい中でも二人は子供二人と一緒に幸せに過ごしていました。そんな中で主人公の解雇。紆余曲折あった末に奇天烈で面白い人間達を集めてショーをすることを思いつく。それはサーカスと呼ばれて売れに売れた……そんなお話。これ、前半部分のあらすじ。
典型的なサクセスストーリーではありますが、その成功が前半部分に凝縮されてるんです。サーカスというものを作るだけじゃあ終わらない。成功した後、主人公は何故こうしたことを始めたのか、考え始めるんです。そしてまた歩み始める、そんな物語。
まず、真っ先に注目するのはミュージカル。相当な頻度で歌ったり踊ったりしている。それがやはり楽しく観れる。最初に明るいサーカスと共に歌が始まりそれが消えていって主人公の少年時代の話に繋がる。これは、少年の妄想なのか未来の図なのか分からないけれど、掴みとして一番目立つような、そんなインパクトがあったね。そして最後の締めでも同じ曲を歌って同じようにサーカスの人達が踊ってる。その繰り返しのような流れが更に印象深くしている気がする。普通の劇よりミュージカルの方が心躍りません?俺そういうタイプだからミュージカル映画とか好き。あんまり観る機会はないですけどね……というか、こんなに目立つようになったのってラ/ラ/ラン/ドから?俺の気のせいか?日本はそういう作品は映画ではあまり作らないよね。
本筋ではないけれど、少しだけ中身に触れようか。このサーカスに集まる人間は奇天烈面白人間、つまり常識から外れた人達。例えば成長せず子供の姿のままの人や毛むくじゃらの人、髭が生えた女性だとか……作中ではフリークスと呼ばれて市民に罵られるシーンもあるんです。笑われるのは嫌だと思っている彼らがどうしてサーカスに出たのか?それは、サーカスが「居場所」だから。外れ者を認めてくれる居場所。疎まれていた彼らを拾ってスターにしてくれた居場所。サーカスの皆は外れ者同士家族になった。そういうの……いいと思いません?
ミュージカル映画は劇場で大きな音で聴く映画館が良いと思っています。その方が、音楽が響くから。家で観るのは勿体ない、是非観に行って欲しい。
俺ももう一度観たい。た/だ/て/るでした。
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