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794.寿司好きのシェパードとかき氷の森(保存)
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116 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/12/01(火) 22:32

射撃検定があった。
毎日戦争とか行ってんのに検定とかいってる場合か?ってツッコミは分かる。でも、あるもんはあるんだよ。練度判定は何にだってあるんだからしょうがねえ。ちなみに、射撃検定は小銃な。
やり方は至って簡単。制限時間以内に出てきた的を指定の射撃姿勢で撃つ。伏せ射ちと膝射ちであわせて50点満点。
いつも通り腰と尻の痛くなるトラックに乗って射撃場へ向かうと他の部隊の奴らとも会った。今回は色んな所と合同らしい。知り合いだと会計隊のレ鼻トル声トさんとか特科のキ輩ヨさんとか。二人は配属場所が違うから会えて嬉しそうだった。
「あっれ?なんでレ/トさんここにいんの?ここ射撃場だよ?」
「知ってるわそんなこと!」
「レ/トさん射撃下手じゃん」
「キ/ヨ君こそ。ていうか、上手い下手関係なく検定はあるやろ」
「確かに!落ちないよう頑張れよな」
「アンタもな」
あと何故かあ軍ろ医まもついてきてた。なんか「え新ふ参び兵ーが心配だから」って。

ぼんやりと、射場に立って。無心で正面を見つめた。
「射撃用意!」
その声で心が引き締まる……と同時に現れた的。すぐさま射撃姿勢を取る。自然に、無理のない、一番力まない楽な体勢。考えると難しいけれど、咄嗟の行動が一番自然な体勢だったりするので、俺は自分の体の動くがままに構えることにしている。5秒掛からず姿勢からの照準を定める。その間に安全装置も外して置き、整った所ですぐさま射つ、離す、射つ、離す、射つ、離す、射つ、離す、射つ。俺は呼吸は止める派。吐き出して、止める。単発のタイムラグは長くても2秒。テンポ良く射つのが大事だ。一発ごとに音と衝撃があるけれど、耳栓してるし今ではもう慣れた。初めは銃のプレッシャーや弾込めに一々震えて緊張していたが、今日はひたすら無心に行動してた。射つときもそう、何も余計なことは考えない。当たれと願う程、力んで当たらなくなるもんだと俺は学んだから。射ち終わり。安全装置をかけて、おわり。残弾無し。

「隊長どうでしたー?」
「合格だった」
「そりゃそうですけどぉ……何点です?」
「36点。え新ふ参び兵ーは何個ミスった?」
「ハハ……二個です、48点!」
実はえ新ふ参び兵ーは射撃の腕がヤバイ。殆ど五点的に当ててしまうのだ。だから、逆にミスの数を数える方が早いし、そのミスだって四点的という凄い数字なのだ。
「あ、あ軍ろ医まはー?」
「俺?俺は30点」
程々に取れりゃ良いんだよ、というあ郡ろ医まは悔しそうでも無かったし、今後積極的に射撃姿勢の演練をすることは無いのだろうなと思った。まあ、30点でも充分凄いけどな。
「レ/トさんどうだったー?」
「もっちろん、合格!」
「ギリギリっしょ?」
「そうだけど合格は合格なの!」
「だっさー!俺もギリギリだったけどね!」
「お前もかよ!」

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