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97 :た/だ/て/る(実/況)
2015/11/14(土) 14:05

松期間真っ只中だけど映画見たので確保させて下さい。
次はちゃんと五男にバトンタッチするのですいません。

《た/だ/て/るの映画批評のコーナー》
第四回「マ/イ・イ/ンタ/ーン」

お約束
※これは個人的感想です
※ネタバレも幾分か、もしくは盛大にあります
※批評に対する批判的感想は受け付けません
※ただし、討論や意見、考察は歓迎です
※映画のリクエストは気分により受け付けます

今回はちゃんと映画館で見ましたし、快適な環境で見れました。
さて、あらすじ。主人公は七十歳のおじいさん。彼は三年前に奥さんを無くしてから人生に空虚さを感じていた。そんな中で見付けた高齢者インターンの仕事。そこで働くことになった彼は女社長の専属インターンとなり、彼女と友人関係を築いていく。正直に言うと、思った以上に面白かった。ファンタジーやミステリーでない、現代の社会の話だからっていうのはアレなんだけど、凄い気を楽にして見ることが出来たんだよね。
まずね、導入部。彼の独白から入っていきます。自分の今の日常ややっていること、どうしてインターンの仕事を見付けたか、それがそのままインターンの応募ビデオになって物語に入っていくんですよ。そこで既に結構感情移入出来ちゃうのがいいよね。
その後は女社長の専属インターンになるんだけど、彼女は忙しくて彼のことをほぼ放置状態にするんです。それでも腐らずにちょっとずつ仕事を見付けていき、周りの人に感謝され、色々あって彼女の信頼を得ていきます。この色々がね、前半の物語のメインになるんだけど。個人的には少し弱いかなーとも思った。もうちょっと時間を掛けて仲を深められればもっと良かったと思うんだけど、まあそれは些細な問題だ。「用があったらメールするわ」って言う彼女の言葉を待ってこまめにメールチェックするんだけど、いつも「新着無し」って出てくる表記が悲しいんだよね。彼はメールを気にしつつ、会社内で彼女の行動を目で追って観察してる。その観察が年の功というか、頼れる地位を確立していくんですよ。
彼はさ、はじめはUSBの使い方すら分からないおじいさんなんです。だからこそ、最近頭角を表してきた会社のインターンってのは全てが新鮮でジェネレーションギャップを感じている。それがコミカルに表現されててクスッと来ちゃうんですよ。例えば、社員の一人が出勤してきたら、デスクに音楽プレイヤー、タブレット、スマホなんてものを置く。けど、彼は長年使ってきた万年筆、スケジュール帳、電卓なんかをパソコン周りに置くんです。思わず笑っちゃう。
この話は、信頼関係をメインに話が進んでいます。彼と彼女の信頼、彼と同僚の信頼、そして彼女と彼女の夫の信頼。信頼が深まっていく描写だけじゃなくて、薄まっていく様子もしっかりと描かれている。その信頼を取り戻すのに彼と彼女は相談して頑張っているんです。信頼を取り戻すのは今まで培ってきた信頼によるものなんです。もちろん、最後はハッピーエンドで終わります。

もっと詳しく感想が言いたいんだけど、これは感想言っちゃうと全部のあらすじを追ってくことになるからこれくらいで止めときます。今回はおじいさん目線の感想で進めてったけど、女社長っていうキャリアウーマン要素もガンガンにあるからそういう目線で感想話すのも面白いですよ。
これ、まったりとした話が見たい人にはオススメです。

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