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9.806の誘惑
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11 :
普
07/26-03:36
一人慰めた所で、虚無感が広がるばかり。火照る体躯とは裏腹に冷える心。ぐっと重みが胸にかかり、喉奥が痛む。途中で投げ出すくらいなら、触れないでくれ。其れは触れられない事よりも、ある種の拷問だ。疑問符ばかりに支配される。辛いんだとは思わない。思えない。いっそのこと切り落としてしまおうか。満たされているはずだと言うのに。迸り、滴り落ちた液体と共に、体外へと吐き出されてしまったのか。概念の人の真似事。此の湧き上がる物は感情かも危うい。だがしかし、痕を残した其れは紛れもなく現実だ。
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