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いつかの回顧録。
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319 :
日
10/08-23:59
時々、今でも夢に見ます。
笑いあって、
じゃれあって、
触れ合って、
睦みあった 日々の事。
過ぎ去った良き日であって、あの日々も何もかも
もう何処にもありはしないのですが
それでも、ふとした日常で貴方の欠片が
胸に刺さる瞬間があります。
傷に薄皮が張ったかと思えば、
それはやってきて涙のように私の
一番奥の柔いところを赤く筋を付けて
伝い落ちていく。
そういう夜はどうしようもなく泣けてきて
寂しくて悲しくて苦しくて
でも、何処にも行けなくて。
ただ、息を、嗚咽を、己を殺すしかないのです。
何度も殺して、何度命を落とせば
もう蘇らずに済むのでしょうか。
この、私の根源にある
今も燻り消える事の出来ない
恋心は。
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