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ルペスコ ラーイ
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63 :
Arthur
11/27-19:06
きみはつめたいよ、と言われた。まるで俺だけが変わってしまったとでも言いたげな。
違うだろ、お前もだ。お前だって、俺のそばから離れていった。
普通ならお前から振らない話だ。お前はいつだって自分とって都合の良い、自身への益となる利潤の話ばかりする。一体何が言いたい?目的はなんだ?
離別の痛みは充分に受けたつもりだ。いくら未練があったところで、俺は自分の中にある声を無視することはできない。
#お前がおどけた口調で聞いてくる。こうなったなら、君は、どうなるのかわかってるよね?と。でかい面を下げた青二才がいっちょまえなことを吠えやがる。明らかに自己の存在を過信しているその言い方にカチンときた。
ああ解ってる。確かにお前は俺にとっての唯一で、自分の命と同価値と考えるくらい大切で、逃げ場だった。
その考えが過去のものだとは言わない。俺の、お前に対する思いはいまだって変わってない。
>(命と同価値、っていうのはな、俺からしたらいつだって切り捨ててもいいものだ。)
>(あの当時のものは、俺の手から離れてしまってたくさんのものを失った。それはお前だって同じだ)
>(お前は俺の承認と慰め、そして___________、__したいだけだろう?)
もう俺とは違うお前には、何を言っても俺の声なんて届きやしないんだろう。
割りきってるだけだ。俺は。
俺の庇護から離れていったのはお前だし。その庇護を拒絶したのもお前だ。その意味をもう一度よく考えてみるんだな。
>(いつか与えた守りのまじないは、いつだって呪いに転じることができるんだ)
>(逆の意味でも、そういうことだ)
>(なんて、甘い、)
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