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┗Hug me,honey?(6-10/68)

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10 :
03/29-04:14

宣言

これからはもっとまめに書こうと思う。
最初の形式に囚われないで短い記事も書く。
ただし最優先はhoney.
訪問の合間かあいつが寝た後が殆どになるだろうな。

無断で始めたことだからもう一つ。
あいつが嫌なことはしない。
それに応じて書き直したりページを破ったりもする。

これ以外にも追加するかもしれない。

>----------------------------

>左胸に印を付けた。
>お前の心に近いところを狙ってみた。

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9 :
03/29-04:03

前回から一月。


記念日はずっと新しい寝室へ移るための下準備をしていた。

まずは長いこと使っていなかったゲストルームの一つの掃除と点検。
カーテンと絨毯が古びていた以外特に問題は無い。
その二つもベッドと一緒に新しいものを注文したから大丈夫だろう。
一通り埃を払って最後に窓を開けて換気をすれば完了だ。

次に今までの寝室の整理。
秘蔵の本はこの間書斎へ隠したからOK.
よく使うスーツとシャツを何着か選んでまとめておく。
ネクタイは…まぁ数本持って行って後で足せばいいだろう。

あいつが帰る前に新しい家具を運び込んで貰い、すっかり様変わりした部屋で一人これからの夜を想像してにやにやしていた俺はきっとあいつには見せられない顔をしていたと思う。

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記念日はリビングで寝てしまいあいつを案内できたのは昨日だった。
当日に見せられれば良かったんだけどな。悪かった。

#プレゼント
気持ちを形にしたものを貰った。
すげぇ嬉しくてうまく言葉にならない。宝物にするからな。
俺が贈ったのはティーセット。
…釣り合ってねぇ。

#わかったこと
あいつがここを知っていた。それも随分前から。
格好付けて書いていたのがバレて少し気まずい。
引かれてはいない、みたいなんだが、無断でごめんな。

#6ヶ月
あの日俺の募集を見つけて飛び込んできてくれてthank you.
お前の言葉も仕草も心地良くて一緒にいるとますます好きになる。
隣にいてくれてありがとうな。

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8 :
02/24-23:26

前回の記事がもう10日以上前か。
随分空けちまった。

久し振りに早く仕事が片付き、喜び勇んで帰ってきたのが2時間と少し前。

今現在、家には俺一人。

前兆はあった。
ここ数日あいつの帰りが遅くなってきていて、忙しいんだろうな、とは思っていた。

こんな日に限ってな、と自分のことを棚上げにして呟きつつ棚の紅茶を前に腕を組む。

#「味の差なんてよくわかんないんだぞ」

そう言われても淹れる側としては拘りたい。
今が旬のものと甘い香りのフレーバーティー。
両手の缶を矯めつ眇めつしばらく唸っていたら妖精さんに怪訝そうな顔をされた。

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砂糖たっぷりのミルクティーとフレーバーティーをそのままだったら、どっちが喜ぶんだろうか。

そういやあいつ用のカップ買ってねぇな。
ちょうどいいから記念日のプレゼントにするか。


記念日まであと30分と少し。
今回は丁度に祝いに行ってやる。


>間に合わなかった。
>気持ちはたっぷりつめたんだけどな…。

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7 :
02/13-04:39

連休四日目。
まだ日が高いうちにあいつがひょっこり現れた。

昨日急かしたせいで気を使わせたか?
喉まで出かかったが仕事の話なんだと切り出されて女々しい台詞が口から滑り落ちることは無かった。

少し前からせっついていた仕事が終わったんだぞと書類の束を差し出され頷いて内容を確認する。
予想以上の出来だったのに感心したもののあくまで表情は変えないまま読み進めていたら、

#「反対意見は認めないぞ!」

言葉と裏腹に心配そうな表情が可愛くて、抱き寄せてキスをした。

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少し前に寝てしまったあいつをベッドへ運び、今に至る。

毎晩こんな時間であいつちゃんと寝てんのか?
明日は早めにおやすみを切り出してみるか。
そもそもそんな余裕があるかどうかわからないんだけどな。
落ち着いて言葉をかわせるかすらわかんねぇ。
…話せるのは今日の半分以下か?

忙しいって伝えたら笑ってキスをくれたあいつを大切にしねぇと。
そろそろ会議に備えて少し眠ってくる。

#Have a Good Dream...

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6 :
02/12-21:55

連休三日目。
つまり昨日のことだ。

早くも焦れてしまった。

いつもはあいつを待たせてしまうのは俺の方で待つことはあまり無い。
その数少ない機会にしても何だかんだと雑務はあって物寂しさがしっかりした形をなすほどの暇はなかった。
だからこんなにもゆったりした中で待つのは初めてで、しかも休みも三日目になれば時間を持て余してくる。

昨日は午前中に用事が終わってしまい、午後は全くやることがなかった。
ずっと途中のまま放っておいた刺繍に取り掛かっても気になるのは時計ばかり。
集中できないまま時が過ぎ完成したのは日が暮れ始めた頃だった。

何度か指を刺しながらも何とか血染めは免れたそれをテーブルへ広げて顔を上げると、ぬいぐるみが視界に入った。
俺がいない間にとあいつにプレゼントしたぬいぐるみ。
そこで堪らなくなった。

プライベート用の端末の留守電に残された俺の声は緊張してさぞかし間抜けだったのだろう。
少ししてかかってきた電話の向こうのあいつはくすくす笑っていた。

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#「あ、あい…

愛の言葉が言えずに途中からあいつの大好物に変わってたらそりゃ笑うよな。

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