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蒼い薔薇を君に…
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48 :
英
09/13-00:45
今日は俺の大好きだったあいつと出会った日。
そうか、もう一年と言う月日が流れたんだな。
恋人と言う関係になったあの日から、ずっと隣でこの日を迎えたい。
そう願ってきていたが、それは夏が始まる前菊のところでいう桜の季節に儚く散ってしまった。
お前の誕生日が終わって、出逢った季節が巡ってきたんだな。
今はほんの少し胸が痛むだけだ。
もうお前を想って泣くことはなくなった。
お前を思い出すことも少なくなってきている。
もう会うことは叶わないのだから、いつまでも引きずっていてはいけない。
忘れていくことへの言い訳でも何でもいい。
こうやって恋は終わっていくんだな。
だってお前は俺のことなんてもう忘れているだろう?
多忙な毎日を過ごしていく中で俺を思い出してくれた日があったとは思わねぇ。
返事をくれなかったことがその証拠だと思っている。
あぁ、でも勘違いしないでくれ。
恨んではいねぇ。
お前を好きになったことは後悔していねぇよ。
ハロウィンにクリスマス、ニューイヤーとお前と過ごした冬は少し辛いかもしれねぇな。
だけど俺は俺の道を歩いていく。
二人の日記はもうすぐで消えてしまう。
そのまま沈めていくことが良いことだと思うから、敢えて此処に。
愛した気持ちを全部ここに記して封印しよう。
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