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ネェロ
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11 :
♀日
12/28-22:39
ふと思い出しても何も思わなくなってしまったのはいつからでしょう。
もう昔のことだと言うのに、未だに比較対象は変わらないのです。でも、きっとそれはあなたが初めてで、あなた以上を知らないからです。頭の痛い話です。
あなたがどこで何をしていようと、気にならないと言ったら嘘になってしまいます。けれど私にはもう確かめる術はありませんし、その気もないのです。今更。そう、今更です。
今ならもっとうまく出来る気がしております。けれど、あなたにお会いしたいとは思わないのです。だって、今更です。今更お合いして、何を言えと言うのです。愛してました、なんてもうそれすらも言えません。もう愛すると言う感情すら私にはわからないのですから。お元気でしたか、なんて白々しい。長い時間が色々なものを癒して壊してしまったのです。だからあなたを未だに気にはしても、もうお会いする気はないのです。
けれど、ねぇあなた。永遠なんてありもしない幻想を嫌ったくせに、その幻想に縋ったのはあなただけではありませんでした。
きっとあなた以上に私を愛してくださった方はいないでしょう。ですが、ごめんなさい。
私はもうあなたの顔すら思い出せないのです。
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