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だいたい調理部日誌!
 ┗25

25 :アントーニョ@
10/11-01:13

現国の時間でやった作文がやり直しって言われてもうた。
書くんは書いたんやけど、なんや変な言い回しとか多いから直してからまた明日出しなって。
て放課後になってフランシス等と別れた後に言わんといてなせんせー。誰にも相談できんやん。

俺だけ宿題出たと思うとこれから楽しい部活やのに足取りも重なるわー。
こういうのはアルフレッドに聞いてもしゃーないで、アーサーにでも聞くかなーとか思てたら、いつも保健室にいるはずの耀せんせー見っけた。
前に確か耀せんせーは国語とか漢字得意とか言ってたと思うから、すぐに俺はせんせーの元に飛んでって作文のどこをどう直したらええか聞いてみた。
忙しいって言われたけど、ちょっとだけ!今度獲れたての野菜も届けるから!って頼み込んだら、
「面倒くせーけど、しょうがないアル」
って結局見てもらえた。耀せんせーはほんま優しいなー。

「まず一文がダラダラ長いアル。文を繋げ過ぎるから言い回しが変とか言われるアルよ。
そのくせ同じ単語が繰り返し出てきてくどいネ。アントーニョもうちょっとぼぎゃぶらりーを増やせねぇアルか。
まあ短文にして言い回しを少し変えればまだマシになるはずネ。漢字の間違いも直すよろし。
あと字汚ねぇアル」

耀せんせーにお礼を言ってから走って園芸部に向かったら、先に部活を始めてたアーサーとイヴァンが作業着で肥料を運んでた。
「今日は遅かったねーアントーニョ君」
「何か用事でもあったのか」
すまん!って言ってからとりあえず、着替えて俺も肥料運ぶの手伝う。
動きながら実はなー…って説明したら、二人ともあっさり許してくれた。
「ああ、あの作文か」
「へー大変だねー」

作業も一段落した所でアーサーが今日はもうそろそろ終わろうって言い出した。
「ん?終わるにはいつもより早いで?」
「…おめぇの宿題やるんだろ」
不思議に思って聞いたら、アーサーがそっぽ向きながらそう言うてきた。
「僕にも出来ることがあったら手伝うよー」
イヴァンもそう言うてくれた。

感動して思わず二人に飛びついてしもた。
そしたら皆でコケて泥だらけになって怒られてもうた。

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