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だいたい調理部日誌!
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6 :
フランシス@
09/11-13:45
ボンジュール!
フランシスお兄さんだよ!
優雅に過ごしてるかい子猫ちゃん達?
お兄さんが今日調理部であったことをお話してあげるから、ちょっと聞いてきなよ。
放課後になって、部室を開けたのは今日はお兄さん。いつもはルートが開けてくれるんだけど、今日は日直で遅れるって言うから仕方なくね。フェリシアーノは鍵なくしそうだから、お兄さん頑張っちゃう!
家庭科室に入って、カーテンを広げる動作も俺ってば素敵。
さてと、今日はクッキーを作る予定だから準備準備。
そういえば、アントンが園芸部でハーブが収穫できそうって言ってたからそのうち届けに来るだろし、ギルやアルフレッドもまあいつも通りたかりに来やがるだろうから、多めに作ろうか。クッキーじゃ腹膨れないから、どれだけ焼いてもやつらには適わないし持ち帰り用を持たせて満足させる事にする。お兄さんてば天才。
そう考えてるうちに、フェリシアーノが来た。
「フェリシアーノ、小麦粉持って来てー」
「えー重くて俺じゃ運べないよ」
「じゃあルート来たら頼もう」
ルートが来たので小麦粉運搬係に任命すると、何か言いたそうな顔をしたけど、お兄さん何も見えないからね。
クッキーは作るの自体は簡単だから、オーブンを休みなくフル回転でどんどん焼いてく。焼けたやつから小分けにしてラッピングしてくよ。
色とりどりのリボンで結んでくんだけど、三人ともでちょっと特徴が出るんだよねー。
几帳面なルートはゴツい手で綺麗に蝶々結びを作ってく。工場か!ってくらいどれも同じ。ゴツいだけの事はある。
フェリシアーノは女の子みたいに袋にシール貼ったりもしてる。けどゴテゴテはしてなくてセンスあるよやっぱ。
俺は結ぶ時にリボン一本じゃなくて、色違いを三本くらい重ねて、豪華な蝶結びの出来上がり。配色にも拘ってるよ!
ダベりながら作業してるとアントンがハーブを持ってきた。窓から。
よっ、と言いながら窓枠に足を掛けて靴脱いで入ってくる。ショートカットすんなよ。
抱えてたハーブは思ったより多かった。どんだけハーブ畑の面積広いんだよ。
今日はハーブティー、明日もハーブティー、明後日はハーブ入りスコーンでどうにか使い切ろうとお兄さんが絵になる姿で悩んでると、家庭科室の扉にもう一人の園芸部員がかいた。紅茶やスコーンが代名詞の眉毛ちゃんだ。扉から半分顔を出した状態でこちらを伺っている。
目があった。けど、シカトしてみる。
「アントンいつもメルシー!今日は一人で来たんだ。まぁゆっくりしてってよ」
「無視すんなゴラァ!今目合っただろ」って怒ってくる。涙目になって楽しい奴だ。
怒鳴り声にフェリシアーノが怯えるからってアントンと争ってる。埃たつから止めてくれ。
喧嘩する子にはクッキーあげません!って言ってやると、アントンは慌てて謝ってくるし、アーサーは黙り込む。そんなクッキー欲しいか。可愛い奴らだな。
>>7
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7 :
フランシス@
09/11-13:47
>>6
アーサーの持参品である園芸部の鮮やかな薔薇はトゲ抜きしてあったから、花瓶に生けて飾る。
そしたら、アルフレッドとギルちゃんが乱入してきた。こいつらはいつも出来上がるタイミングで来るけど多分狙ってはないんだろうな。あれ野生のカンで察知してんだろうな。
アルフレッドは出来上がったクッキーをすでに口に放り込んでるが、ギルちゃんはキョロキョロ、ソワソワしてる。
ああそっか。
「ギル、菊ちゃんなら今日休みだぜ」
「何ぃ!?」
「今日はコ|ス|プ|レ衣装作るってさ」
「あいつコ|ス|プ|レもするようになったのか…」
「衣装作るだけみたいだけどね。レ|イ|ヤーさんに頼まれたらしい」
我が調理部の幽霊部員の本田菊は原稿とかが修羅場入ると休む。今時期はイベ|ントないから、当然来てるものと思ってたんだろけど、甘かったな!
まあそんな不憫がギルたる由縁なんだけどね。
その後は、クッキー皿に並べてお茶を入れてお茶会にする。まあお茶会ってオシャレに言っても、男ばっかで騒がしいのが居るから優雅ではなかったよ。けど、みんな楽しそうだったし、こんなのもアリだとお兄さんは思うよ。温かい目で見るお兄さんマジお兄さんだね。
片付けは全員でして、一緒に帰路につく。流石に買い食いはアルフレッドくらいしかしない。園芸部二人にまだ食うのかと突っ込まれてた。クッキーほとんどあいつ一人で食ってんだけどなー。
いつもなら、ダラダラ寄り道したりするけど、今日はフェリシアーノとルートが用事があるとかで、菊ちゃんもいないし、寄り道はしなかった。
ギルにはラッピングクッキーを菊の家に届けてって託した。使命を授かったギルは緊張した様子だったけど、スキップで駆けて行った。
どうお兄さんナイスアシストだろ?感謝してくれて良いんだよ。
と、今日の調理部はこんな感じだったよ!
いつもは菊ちゃんも居たり、眉毛が兵器作ろうとしたり、調理部は毎日飽きないね。
それじゃ、お兄さんの話聞いてくれてありがとう!
夜更かしは美容に悪いからお兄さんはもう寝るよ。ボンヌ・ニュイ!
6 :
フランシス@
09/11-13:45
ボンジュール!
フランシスお兄さんだよ!
優雅に過ごしてるかい子猫ちゃん達?
お兄さんが今日調理部であったことをお話してあげるから、ちょっと聞いてきなよ。
放課後になって、部室を開けたのは今日はお兄さん。いつもはルートが開けてくれるんだけど、今日は日直で遅れるって言うから仕方なくね。フェリシアーノは鍵なくしそうだから、お兄さん頑張っちゃう!
家庭科室に入って、カーテンを広げる動作も俺ってば素敵。
さてと、今日はクッキーを作る予定だから準備準備。
そういえば、アントンが園芸部でハーブが収穫できそうって言ってたからそのうち届けに来るだろし、ギルやアルフレッドもまあいつも通りたかりに来やがるだろうから、多めに作ろうか。クッキーじゃ腹膨れないから、どれだけ焼いてもやつらには適わないし持ち帰り用を持たせて満足させる事にする。お兄さんてば天才。
そう考えてるうちに、フェリシアーノが来た。
「フェリシアーノ、小麦粉持って来てー」
「えー重くて俺じゃ運べないよ」
「じゃあルート来たら頼もう」
ルートが来たので小麦粉運搬係に任命すると、何か言いたそうな顔をしたけど、お兄さん何も見えないからね。
クッキーは作るの自体は簡単だから、オーブンを休みなくフル回転でどんどん焼いてく。焼けたやつから小分けにしてラッピングしてくよ。
色とりどりのリボンで結んでくんだけど、三人ともでちょっと特徴が出るんだよねー。
几帳面なルートはゴツい手で綺麗に蝶々結びを作ってく。工場か!ってくらいどれも同じ。ゴツいだけの事はある。
フェリシアーノは女の子みたいに袋にシール貼ったりもしてる。けどゴテゴテはしてなくてセンスあるよやっぱ。
俺は結ぶ時にリボン一本じゃなくて、色違いを三本くらい重ねて、豪華な蝶結びの出来上がり。配色にも拘ってるよ!
ダベりながら作業してるとアントンがハーブを持ってきた。窓から。
よっ、と言いながら窓枠に足を掛けて靴脱いで入ってくる。ショートカットすんなよ。
抱えてたハーブは思ったより多かった。どんだけハーブ畑の面積広いんだよ。
今日はハーブティー、明日もハーブティー、明後日はハーブ入りスコーンでどうにか使い切ろうとお兄さんが絵になる姿で悩んでると、家庭科室の扉にもう一人の園芸部員がかいた。紅茶やスコーンが代名詞の眉毛ちゃんだ。扉から半分顔を出した状態でこちらを伺っている。
目があった。けど、シカトしてみる。
「アントンいつもメルシー!今日は一人で来たんだ。まぁゆっくりしてってよ」
「無視すんなゴラァ!今目合っただろ」って怒ってくる。涙目になって楽しい奴だ。
怒鳴り声にフェリシアーノが怯えるからってアントンと争ってる。埃たつから止めてくれ。
喧嘩する子にはクッキーあげません!って言ってやると、アントンは慌てて謝ってくるし、アーサーは黙り込む。そんなクッキー欲しいか。可愛い奴らだな。
>>7