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一日の終わりに
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84 :
英
07/04-07:51
相変わらず、いつの時も慣れない。いい加減受け入れてしまえばいいのに。受け入れてしまえば、そうすれば変われるのだろうか。いつの時も、ずっと、変われないでいたのに。
今日も変わることのない自国の空。小雨がぱらつき、すっかり生えそろった芝を濡らす。夏に向けての暑さにも負けず例年通り鮮やかに花を咲かせた自慢の薔薇も、雨の雫を湛えて輝いているようにさえ思う。
この時計の長針が真上を指したら、家を出なきゃいけない。フライトの時間に間に合わなくなってしまう。
胃が収縮して正直ものなんて食べられたもんじゃねえけど、何かしら胃に入れないと長時間フライトにやられてしまうかもしれない。確か作り置きのゼリーがあったはずだ。
さて、時間だ。
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