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┗闇鍋
　┗29

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29 :独◇
03/14-02:23

西と米の会話が心地よかったので、休憩がてら本日の記録を書く。



俺は今日も書類に目を通していた。とは言え機密ではなく慣れたものの復習のような感じだ、紙をクリップで纏めたものを、皆の集まる会議場に持ち出した。コーヒー片手に、新聞を読むように進めていく。


>外は雨だ。
時間も3時を回り、何というかゆったりとした気怠い雰囲気が室内に満ちていた。独特の湿気が眠気を誘うんだろう、楽しそうに話していた湾がいつの間にか机に突っ伏して寝息を立てている。

書類を読み進めるうちに日の家で開発された機械の話が出てきて、あいつに筆談で少しばかり補足を貰う。がばりと起きる湾、夢のなかで俺と日に、国・務に遅刻するぞと起こされたらしい。声は出していなかったんだが、むしろ間に合ったなら良かった、のか。出かけていった湾の代わりに、気付けば西が寝こけていた。
白の姿が見えない、ああ、確か少し遠出すると言っていた。無事に帰ってくればいいんだが。いかんな、思考が回らん、眠気が増している。覚ますためにコーヒーをもう一杯。


そこからは無心になっていたようだ、気付けば米が来ている。
いつも通り日が米や湾の相手をしているのを横目に見ながら、一度部屋を離れて食事を摂る。

戻ってみると。
いつの間にか起きていた西と米が二人、のんびりと窓の外を眺めながらイヤホンを片耳ずつ共有して何か聞いているようだった。俺には気づいていない様子だったので、そのままそっと椅子に腰掛ける。
眠そうな目をしながら、穏やかな声で雨について話している。その内容が心地良く、聞いている俺まで眠くなりそうだった。


>音、夏の雨、濡れた土の匂い、窓辺、夕立


あれは俺も好きだ、と言い出すのは何か照れくさかったので、書類に集中するふりを続けていた。



>…その後の会話はあまり思い出したくない。
………害虫は共存出来ないから「害」虫なんだ…。


米　>>28 兄さんを咲かせないでくれ、一箇所に根を生やされてしまうと動かせないだろうから掃除が面倒だ…。
ただ、雪が溶け、山が青になっていくのは俺も何かこう…沸き立つものはある。早く春になり、皆の体調が安定するといいな。

湾　(頭わしわし撫で)

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