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徒然シャッフル
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03/02-19:40

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午後。自宅で出迎えでくれだ墺は俺が森で雪像さなりかけでる頃に用意してだらしい菓子を出してくれる。
キッチンの方がらキナ臭ぇ匂いがすっど思ったけども菓子はカカオが香ってだがら気にしねぇ。
俺見た目より食える子…(もっもっもっ)
珈琲も美味ぇ。拘ってるだげあって家で飲む珈琲としちゃかなりのレベル…
……
………(もっもっもっ)
……
「あの」
「あぅ?」
やべぇ忘れるとこだった。
「先に貴方からのリクエストをどうぞ。私に出来る事、ですが」
勿論墺に頼む事つったら、音楽だべし…
ピアノよりヴァイオリンの気分だったがらそう伝える。
弾む音より繋がった音が聞きてぇ。だがらピチカートは無しで。
曲名が具体的に浮かばねえもんでそれだげ頼んで決めで貰った。
ああそれに、必要なんだ。これが。

「お粗末様でした」
拍手。墺人すげぇと素直に思った。
人を褒める語彙が少ねえ俺がうーうー唸ってんのを見で笑われだ。
とりあえずは伝わったみてぇで安心……
余韻が去ったぐれぇのところで墺が期待の篭った目を向けできた。
ああ、んだな。そろそろ本題に入るべ。
いづになぐ本気の顔でこっちば見でくるその顔をじっと見る。
綺麗でムラっときたがら一瞬白目剥いだら本気で心配されだ。
ゆっくら立ぢ上がって辺りを見回して、一息。
駄目だ…みったぐね、独りでしてる分にはいいけども人さ見られんのって慣れねえな。
「…目閉じでで」
頼んだら素直に目を…いや、薄目でちらちら見でら。めんげ。
ぼそぼそ。
………
ぼそぼそ。
………
「あ、」
何回か試した所で墺は目を見開いで顔を上げる。
「聞こえだ?」
「はい、…聞こえました」
そら良がった、と頷くけどもそいつらおめぇの周りびゅんびゅんしてんぞ、と。
見えねえけども、俺以外の人間に囁きを聞いで貰えだそいつらは凄ぇ嬉しそうだった。
貴方の音、素敵ね。だと。


『あの、お願いがあるんです』

『鈴の音のような音を残す妖精がいるそうですね。それは歌声だとか』

『貴方の力を借りれば、それは私にも聞こえるのでしょうか』

『なんて…、お恥ずかしい。何を言ってるんでしょうか私は』


疑い混じりでも信じでみっか、と声を掛けでくれだのが嬉しがった訳で。
柄にもなぐ食い下がって約束を取り付けだ。
頭の可哀想な奴扱いも慣れでっけどたまには正当に扱われてぇ…
おめぇらちゃんとここにいんのにな。また遊びに来んべ。森さ迎え行ぐがら。

>『妖精の歌を聞かせて下さい』

んんー…(ほこほこ)




#Request
お願い、頼む事




>明日はIのターン

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