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あいむ、ほーむ。
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9 :
米
09/15-20:52
「俺は、何を求めてるんだろう。」
誰に発した訳でもなく放たれた声は、静かな執務室にぽつんと。指先で、こつんと唯の機械に化した携帯電話を弾いてみても、何も変わる訳ではなくて。数年前の形が今とまるで違う、その機械を開いてはいけないような気がした。既に何年も電源は落としたまま。
君の笑顔を俺は今でも憶えてる。
苦しいくらいに、俺は君が好きだった。今でも離れた理由を探し続けてる。馬鹿だよね。きっと、君は、もう。君と歩いた街をこの間、数年振りに歩いたんだ。視線は君の面影を確実に追っていた。何でだ。何故、君なんだ。幾つもの恋をして、幾つもの別れを繰り返して来たのに。何故、君の姿だけは消えないんだろう。
Hey,what's the best thing to do?
なあんて、結局感傷に浸ってるだけだ。
俺は、既にもう前を向いている。
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