一覧
┗
どうしようもない私へ
┗45
45 :
列
10/24-20:41
拝啓
夢物語はお好きですか?
最近の調子はいかがでしょう?
ひとつ、考えて、否定。
ふたつ、考えて、否定。
未来を想定して、否定。
繰り返し繰り返し、私には先など見えません。得体の知れない何か、と、表現致しますものの、本当はなにか気付いている癖に。わるいひとですわ。
嫌いなんです、私、という存在が。お兄さまのことは大好きです、お慕いしております、
だけれど誰の言葉も聞きたくありませんわ。知りませんでしたか、私がどれほど不安定でぐらぐらしているか。あっちへ行ったり、此方へ戻ったり、毎日毎年何百年、ずっとそんな風な、曖昧な。
数十年前のあの日に終わったのです。
すべてすべて、終わったのです。あれが最初、あれが最後。私はあとは落ちてゆくだけ、声の届かない場所に。
彼女が帰ってきます。
私の嫌いな、彼女が帰ってきます、あの人も嫌いな、お兄さまは知らない、真っ黒な彼の方が帰って来てしまう。
せめて笑っていたいのです、言葉の選択を間違えたくありません、夢は見ません、私にはどうしようもないことで、私ではダメなのです。
楽しいです、楽しくありませんわ。無理なのでした、怖いのでした、どうしようもなかったのでした、
定まらない。勘違い。
勘違いをしてらっしゃるのは、貴方ではなく私、ではないのでしょうか。罪悪感に埋れます、臆病ものは隠れます、視線は此方へ向けないでくださいませ、泣いてしまいます。
お兄さまに頂いた、水色のリボンをぎゅっと握って。
どうか、春に、春に。また、お会い出来たら。笑っていられたら、私、とっても幸せですわ。
( はこのなかでわたしとあなたのじかんがあとどれくらいのこされているのでしょうか、わたしはわたしでひとではなくわたしはわたしでしかないのでした)
愛を込めて。
[
返][
削][
編]
[
戻][
設定][
管理]