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どうしようもない私へ
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60 :
氷
11/15-03:18
やあ今晩は、寒い季節がやって来たね。
僕はそろそろ、彼女の話をしなくちゃいけないんだと思う。振り返らないことが大切?振り返ることが大切?
そんなのどっちだっていいんだ、だって僕には関係がないから。
何から思い出そう。
足跡は無くなってしまったし、彼女はまだ黒い棺桶の中かもしれない。天使だった、ような、彼女は、それでいてメソメソと泣いていたんだ。
むかしむかしの、遠い昔の記憶。
随分と変わってしまったでしょう。
彼女と僕じゃもう違うんだ。終わった出来事で、帰れないんだよ、彼女の元へ、なんて。
そして僕が彼女になることもなく。
似ていたかも、似ていないかも。
白かった、黒かった。
黄色いクレヨンで絵を描いた、
僕は雪の日に見ないふりをして、
春の日に見ないふりをした。
つまらない言葉の羅列。
何が楽しいの、楽しかったかい。
まだ、居る。
後悔はしていないさ、僕は。
彼女はまだ、夢の中だ。
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