一覧
┗
どうしようもない私へ
┗74
74 :
氷
11/22-16:13
(これは物語の一環であると仮定。現実世界とはなんの関係も皆無、絵本の中のお話とする。)
僕が果たして、ノーレ、君の事を愛してると言えば、どんな顔をするんだろうか。
理解出来る?分かってもらえる?僕のきもちがどんな風だったのか。好きであった、好きである相手が「兄弟」であったと証明されてしまった瞬間、僕がどんな気持ちで、どんな感情で、どんな顔で其処に居たのか。誰も知らない、知らないお話なんだけれどね。
近かった存在が遠くなった。遠かった存在が近くなったのかもしれない。
僕と君は、確実に他人で有ったはずなのに。恋をする権利も、平等であったはずなのだけれど、僕の方は、ノーレを好きで居られる権利が無くなってしまった。
君が兄であるから。どうやら、兄弟間の恋愛は認められないようで。ずっと、心の中だけで育てて来た僕の気持ちとやらは、誰にも知られる事なく、誰にも告げることなく、強制的な終わりをむかえた。
その後の僕が果たしてどうしたか、何をしたが、どうなったのか、それこそ、誰も知らない、知られる事のない物語だよ。
[
返][
削][
編]
[
戻][
設定][
管理]