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諦念
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21 :
日
12/11-00:34
赤い花金鳳花を手向けて下さる方が居ます。
聡明で、素敵な方。不安を答えに変えてしまう私の一歩先を歩み、手を差し伸べて下さいます。一つ足を踏み外せば奈落と知りつつそんな物は如何でもいいと私は美しき誤解を抱いてしまうのです。
蜂は一定の花に止まらずあらゆる花に愛をばら撒く。
花金鳳花の様に美しければ蜂の気も引けたでしょうに。
遺憾の意とは正に此の事。
そんな素敵な方は此処を知っていたようで。
頭が温い事がバレてしまったと焦り、一旦布団に潜り見えない何かから隠れ呼吸を整えるという奇行。ああもう本当に恥ずかしいです。
諦念と括る日誌が私と謂う人間を醸していたのでしょうか？
元より暈す気も無く、悪目立ちするので有りの儘で居たのですが此れが羞恥を生む結果になりました。
此の日誌は区切りの良い所で灰に。良いのです、所詮爺の戯言。
貴方は勿体無いと仰って下さいましたが、恥ずかしくて堪りません。
この羞恥を虐げる事で晴らせるならとも考えましたが耄碌の頭には到底…。
結局何が言いたいのか解りませんが、日頃御世話になっております貴方に一言申し上げたく筆を執らせて頂きました。
いつも有難う御座います。
何時か私に夕飯を振る舞わさせて下さい。
貴方の好きな物を作りますよ。
綺麗な貴方に宛てて。
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