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お前には教えない。
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30 :
仏
01/05-23:32
キッチンに立つアイツを眺めながら、こんな光景も悪くないとにやける頬を一人抑える。
それでも手元で行われるのは、破滅的な料理で。
見るも無惨な元食材を眺めながら、キッチンに立つアイツを見ていたい気持ちと手料理だけは遠慮したい複雑な気持ちになる。
そんな風にぼんやりと様子を眺めていたら、焼け焦げた匂いのするソレを口に押し込まれた。
本当口から出してやろうかと思ったけど、それでもアイツがくれたものだからと食べてしまった俺はかなり重症。
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真剣は眼差しで、楽しげに作られる料理。
その努力とは反する出来映えなのに何故か満足げなお前に、俺はなにも言えなくなる。
愛情たっぷりなら、例え不味くても俺が全部食ってやる。
(お前の愛は、独り占めしたいから)
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