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言葉尽きず、
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13 :
白
12/01-23:48
胸がな、何やぎゅうってなりよるんよ。何やのこれ、うち、どないかなってしもたん？
>好き、好き、ほんまやで、
離れたないよ、あんたは如何やの？……もうよう判らんわ。
桜の木が緑色に染まり始めたあの季節に、擦れ違い掛けたあんた呼び止めて。お互い腫物に触る様にして愛してるて言うたり、
> (すき)
甘い甘いキスも、膝の上の体温も、全部全部忘れてしもうた。残ったのは表情に乏しいあんたの、取り乱した困惑顔。綺麗に微笑んだ其の瞳の優しさ。
> ( それから足に括り付けた紐の解け掛けた、可愛い可愛い子鳩 )
なあ、何であんたは悲しいフリして真っ暗闇を指差すのん？見たないんやって、灰色が段々段々濃くなって行く過程が頭の内側でフィルムみたいにカラカラ回ってるねん。
#嗚呼、嗚呼、嗚呼！
せやで、うちは嘘は吐いてない。やけど本間の事を話さへんって言うのも嘘吐きの部類に振り分けられるんやとしたら、弁解の仕様も無いのが現状や。
……かなわんなあ、いややわ。
ほな、最後か如何か、うちもあんたも知ってない睦言、言おか。
>すきやで、すき、これがさいご
>あいしとる…… 、しよか？
#おおきに、
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