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猫とバタートーストと仙人と俺。
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中
03/15-22:31
○○コンプレックスといえば、カメリアコンプレックスってのがあるらしいあるな。
椿☆姫のように不幸な女をつい救いたくなってしまうっていう男の心理に名付けられた造語だそうある。
なんか分かる気がするあるよ。救いたいっつーか、依存に近い自己満足あるな。
我もきっと一種のそれ。果てしなく下衆な自己満足の塊。情けは人の為ならず。巡り巡って一つ残らず我の為。
縋られるのも泣きつかれるのも、掻き口説くのも許容するのも、我は快楽と知っている。
愛しい奴が我にさらけ出す弱さにゾクゾクする。我だけが受け止められると錯覚する恍惚がある。
無償の愛でも慈善でもない。我は我で快感を得るのだから、気後れする必要なんか何もねぇあるのにな。
ぐずるのも駄々こねるのも可愛いもんじゃねぇあるか。うちの奴らがチビだった頃を思い出すある。子供を甘やかすのは大好きある。
それで一人で立てなくなるなら、ずっと我から離れられなくなればいい。
子供は育てば巣立つものある。だが我の愛しい子、お前は我から巣立たなくていい。
我から離れず、我を置き去りにせず、もう二度と我を一人にしない良い子になればいい。
何か問題、あるあるか?
まぁそれはそれとして、お前が色々吐き出して元気に日々を送れるならそれも充分意義があるあるしな。
それでもそれは嫌だと、一人で踏ん張ろうとするいじらしいお前も否定なんざしねぇあるし、それはそれで健気で愛しくもあるあるから心配いらねぇあるが。
しかし下衆は下衆なりに、卑俗と自覚するなりに爪楊枝か古新聞程度の役にでも立ったらいいんじゃねぇかなと思う次第あるよ。
破れ鍋に綴じ蓋。世の中、存外に持ちつ持たれつで上手く回るもんある。
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