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紅い糸の恋人
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68 :
独
02/21-14:30
今回は、兄さ…ごほん、兄貴の紹介をしよう。当たり前のことを当たり前に書いていくだけなので、つまらないかもしれないが、マニュアルに則って厳格に進めていくことだけは保証しよう!
・俺の人生のパートナーは、兄たる普だ。最初は二人称を「貴方」としていたのだが、結婚してからは「お前」と呼ぶようにした。「貴方」のままだと、なんとなくよそよそしいような気がしたのでな。この変化に何故か兄貴はドキッとしたようだが、これは要するに心の距離をもっと縮めたい、と思った結果だ。
・出会ったのは3年前の11月。俺は、彼を知るたびに彼にのめり込んで行った。告白は俺からした。…今思うと、彼が居ると感じる動悸を、兄アレルギーだと勘違いしていたのはなかなか…うむ、馬鹿馬鹿しいことではある。
公園から家に戻る帰り道、雪が降るなか、寒いからと理由をつけて初めて手を繋いで…そして、誰もいないことを確認して、そこでキスした。
・初めて彼を抱いたのはクリスマスのとき。彼のプレゼントであるセーターが嬉しくて、…うむ、愛おしさが張り裂けそうに高まって、…あー、ごほん、まあそういうことだ!
・彼が友人を作って話しているというのを俺が知ったのは、2年前の秋…くらいだっただろうか。俺の知らない兄貴を友人は知っていると思って、ひどく嫉妬したものだ。だが彼のパーソナルスペースを犯すのは過干渉でないか、恋人としてそれぞれの独立した世界を持っているべきなのではないか、と悩みに悩んで、…結局一人で飲み込めず、兄貴に相談したな。…きちんと話して良かった。
・二年目の記念日にプロポーズをした。本当はずっと前からプロポーズしたかったのだが、あまり早いと「コイツすぐプロポーズとかするヤツなんじゃないか?」と思われるのではとなかなか言い出せなかった。
彼との強固な絆が欲しくて愛を誓ったあの日は、今でも俺の最高の思い出だ。…まあ、いつまでも思い出になどならず、愛は現在も進行形なのだが。
…何故この日にプロポーズをしたかというと、理由は二つあってな。一つ目はもちろん、出会った日がとても大事な日であったから。二つ目は…彼も俺も、あまり頻繁に記念日を祝うタイプではないので、絶対に忘れられない思い出の日にするために被せた、…というのも…ああ、怒るな兄貴!
脚を緩めるな!次の記事までまだ終わらんぞ、走り続けること!返事はJaだ!
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