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Ringwanderung
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134 :
独
12/06-00:53
#zurückblicke auf 2014
此の頁は今年を俺なりに振り返る為の場所だ。
Frühling - 春 -
ボ_ン市街地を一人で歩く3回目の春だった。変わらず美しいピンク色の絨毯に足跡を一人分付けながら風に舞う花弁を見上げたのがもう遠くの日の様に感じる。兄貴と本気で喧嘩になったのも春だった。理由は何だっただろうか、夏の彼の人の墓参りの予定を決める時に確か揉めたんだったな。論点が何であったかは忘れてしまった。
Sommer - 夏 -
此の年の中で大きな出来事があった季節だ。彼奴と出逢ったのも夏だった。酒を呑み交わし肌を重ねたのが始まりだったが、まさかこんな風になるとはあの日の俺には想像も付かなかった事だろう。菊の所で夏祭りにも行ったな、提灯の灯りに照らされたお前に釘付けになった事をこっそりと此処に明かす。出逢いもあったが、けじめをつけた季節だった。後ろばかりを見て、前へ踏み出す事を躊躇していた俺の背を押してくれたのは、彼奴であり、ローデリヒや兄貴であった。彼の人を失ってから3年目のあの日は快晴で、彼の人の上司より手紙を受け取った。久方振りに涙というものを流す事となった…此れがなければずっと俺は半端な気持ちで彼奴と向き合っていたかもしれないと思うと情けないな。
Herbst - 秋 -
より深く彼奴を知る事が増えた、そして嫁として貰い受けた季節。彼奴と泊まりで出掛けたのもこの季節だ。毎日毎日、約束の日を指折り数えていたが、いざ当日になると過ぎ去るのは早かった。約束の日が過ぎてからは時間の擦れ違いが徐々に増えていった。
Winter - 冬 -
秋の終わりよりも一層擦れ違いが増えた冬。喧嘩とまではいかないが、何か壁のようなものを感じた季節。互いに思うことを話し、少しずつ理解していく事を覚えた時でもあったな。
来る年も彼奴と色々な経験をしていきたい。
アーサー、いつも感謝しているぞ。
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