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Ringwanderung
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165 :
独
01/03-21:14
#20150103 21:14 - Leben -
諸用でローデリヒと長らく道中を共にしたのだが、車内の会話は専ら冥婚の話だった。というのもローデリヒがフランシスから聞いた話が発端の様でな、フランシスの所では民_法上は死んだ人間と生きている人間の結婚が認められているそうだ。細かな決まり等は有るようだが…其処は割愛する(気になる奴は調べてみると良い)。その後、ローデリヒが有り得もしない仮説を立てていたが、所詮冥婚など大半は生者の自己満足に過ぎない。死者が望むかといえば…俺が死者の立場であれば恋人が居ようと望まないだろう。恋人に対しより良い相手を見つけより良い幸せを得る事を望むからだ。出なければ残されたものは前を向けなくなってしまう気がしてならんからな。ローデリヒは新年から変な事を言う奴だ…変な初夢でも見たのかもしれんな。
>内容とは関係無いが近々私信を返すつもりだ。
だが、
その前に最愛への新年の挨拶が先だ。
面と向かっては流石に恥ずかしいのでな、
>>130 へ綴ってあるので読んで欲しい。
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130 :
独
12/02-20:12
遅くなってしまったが、
#俺に似て心配性な我が妻へ
新年の挨拶を贈ろうと思ってな。
今、此処に手紙を綴っている。
初日に綴るべき所であったが、遅くなってしまってすまない。俺の知り得る語彙では大した事は書けないが、伝えられるだけ全ての想いを記す。
>期待せずに読んで欲しい。
まず、
お前とこうして夫婦と云う関係で年を越せた事を大変嬉しく思っている。(俺も人の事を言えたものではないが)心配性が過ぎるお前の優しさや懐の深さには頭が上がらない。色々と考えてくれている事を知れば知る程、愛しさが込み上げて来る。お前にとっての俺は、少々頼りない男かもしれない。付き合うきっかけも、結婚のきっかけも、いつもお前が与えてくれた。出先ではエスコートされてばかりで、今思えば何方が旦那か分からないな。結婚のきっかけもお前が俺に対して嫁に来るかと言ったのが始まりだった。俺がお前を嫁に貰う事で落ち着いて今に至るが…今年こそは、少しはエスコートしてやりたい、と思っている。何時までも同じままでは飽きられてしまうかもしれないからな。
>俺は付き合った頃と変わらず、
いや…それ以上と言えるだろう。お前が愛しくて堪らない。あの頃と同じだ、お前が抱く凡ゆる感情も呼吸も細胞の一つまで余す所無く喰らい尽くしたい程に愛している。お前の拗ねた顔も好きなんだが、やはり笑った顔が一番良い。今年も少しずつだが、お前の記憶に俺と言う存在を寄り添わせて欲しい…というのは少々綺麗な表現だが、折角の場だからな。
>此処からは本音で綴る。
もう記憶に寄り添う程度では満足出来なくなってしまった。此れは余りにも重たいだろうと言うのを控えていたが…思い切って言ってみようと思えたのは、半年近く、傍に連れ添い、向き合って話し、理解したからこそだろう。お前の記憶だけでは無く、お前の意識に寄り添っていたいと思う。ふとした時に俺のことを考えて欲しい。だが、此れをやれという意味では無い。俺自身がお前へ依存してる事は間違いない。気が付けば考えてしまう、ちゃんと飯は食っただろうか、少しは休めているだろうか、等と気が付けばお前の事を思っている。尚且つ、俺は心配性だ。俺ばかりがこんなで重たいと思われてしまうんじゃないか、と柄にも無く良く考える。お前も同じ気持ちなら…とも考えてしまう。お前がこれを見て、馬鹿、とまた言うかも知れんが、俺の心配性は筋金入りのようだ。
>俺はお前を欲して止まない。
求めれば求める程にもっとお前が欲しい、もっと触れたいし触れて欲しいと願う。お前の瞳に少しでも長く写っていたい。美しいその瞳を何時までも見ていたい。愛しいその声で名を呼んで欲しい。愛しいお前の名を幾度と無く呼びたい。その白い肌に痕を付けて、俺のものだと思わせてくれ。
#猟奇的な迄にお前をモノにしたい。
こんなどうしようもない夫だが、
呆れずに傍に居てくれたら幸いだ。
アーサー。
とても愛している。
#20150103 22:30 From Ludwig