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Ringwanderung
┗182
182 :
独◇
01/24-07:27
#WRNING ( 警告 )
#Story behind,Deshalb Blättern Vorsicht.
( 上司話題につき閲覧注意 )
#2015.01.24 - 01.25
>初日 - Erster Tag -
2日分の荷物を持ち、外へと脚を踏み出せば天気は眩しい程の快晴だ。自ずと気分も上がるのは不思議なことではないだろう。
>待ち合わせ
- Rendezvous -
とある駅の改札口で待ち合わせをしていたんだが、思えば予定時刻の30分前に到着してしまった。周囲を見回せば待ち合わせであろう男女や何泊分の荷物を持っているのだろう、と言う奴もいた。彼奴との待ち合わせ迄の間にシルバーブロンドの紳士に道を聞かれた。聞けば、孫に会いに来たと言う。確かに此処は分かりにくい。二人で案内板を眺めながら道順を説明すれば、恥ずかしい程に感謝をされてしまった。改札を抜けてアーサーを探す、中々見つけられないと目を細めた先に姿を見つけた。
>美術館及び博物館と公園
- Museum und Park -
美術館には既に列が出来ていた。やはり人気の展覧会は違うなどと内心で感心しつつ、彼奴と他愛もない会話をする。展示品を見て回りながらも、時折彼奴の居場所を確認していた。展示品に気を取られて気を抜けば見失うのが容易な程の人混みだったが、良い物を見た、と思う。あっという間に美術館を出れば、時の経過は予想以上に進んでいなかった。時間にして約20分足らず、体感時刻はもっと長い様に感じたが、分からないものだな。公園を歩きながら辺りを見る。噴水を囲うように人が座っていたり、パフォーマーの周囲に人だかりが出来ているのを見ると休日である事を思い出す。彼奴と並んで歩く事がごく普通のことのようで、久方振りに会ったとは思えぬほど不思議な感覚だった。博物館へも行った、階段移動が多かったがそれはそれで面白い。それから俺たちは道中立ち寄った店で同じ物を食べた。
>東欧雑貨店と紅茶店
-Verschiedene Waren Geschäft und Tea Shop -
最近、とある製造業者の陶器を集めている。彼奴に我儘を言って過去に其れを購入した店に言ったのだが、生産停止どころか会社自体が本土の統合と共に潰れてしまっただけあり、もう店には残っていなかった。場所を移動して、紅茶店を2店舗程回る。二種類の茶葉と菓子を買い、一息吐いてから店を出た。
>水族館
- Aquarium -
久方振りの水族館だった。落ち着く暗さと視線を奪っていく蒼。照明の揺らめきと魚たちの揺らめきが意図せぬ美しさを生む。昔から水族館は好きだ。其れを最愛と見れる事ほど幸せな事はないな。途中で食べたペンギンに模した肉まんが写真と現物は異なるとはいえ、とても面白い顔をしていた。無論、あっという間に胃に収まってしまったがな。
#此れが1日の出来事だ。
移動速度はさる事ながら滞在時間が短いことも相俟って、こんなにも一日で沢山の場を回ってみる事が出来た。宿へ着いたのは19時前だ。部屋で飯を食い、シャワーを浴び、ベッドへ入ったのは22時前だった。
>たった一日で頁が終わってしまいそうだ。
二日目は>>183へと綴る。
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#Story behind,Deshalb Blättern Vorsicht.
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183 :
独◇
01/26-16:18
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#2015.01.24 - 01.25
>2日目 - Zweiter Tag -
目覚ましはかけなかったが5時半に目を覚ました。日曜日の朝であるという事にかまけて目を閉じれば、次に目を覚ました時には7時を回っていた。我ながらよく寝たものだと感じつつ漸く二人が動き出したのはその30分程後の事だ。宿にて朝食を済ませて部屋に戻れば、カードキーの磁気が壊れ部屋に入れず、階段で下りれば非常用のためのものでフロントへは行けず来た道を戻る。朝から賑やかなものだ。フロントで鍵を直して貰うついでに、絆創膏を貰えないか、と聞けば、あっさりと靴擦れを言い当てられ予想以上に大量の絆創膏を受け取る。思えば、アーサーは毎回(と言っても今回が2回目の約束だが)靴擦れしている。次回に会う時は多めに絆創膏を予め用意した方が良いかも知れないな。
>動物園
- Zoo -
1日目にして当初2日分の予定を果たした俺たちは動物園へと向かった。案の定、園内は子連れで賑わっていた。午前中の動物園と言うのはあまり活気が無いが、それはそれで良いのだろう。太陽神の名の象や野生という言葉など不釣合いな程に寛ぐ小動物。飼育されている鳥に構わず餌を貪る野鳥。動物園と言うのはいつ行っても面白いものだな。一つ感じたのは動物園が如何ではなく、彼奴が無類の猫好きだという事だろう。俺からしてみれば、猫が猫を見ているように見えるが、言えば怒られそうだから黙って見ていた。それから、次に別の動物園へ行く際は先ず園内図を貰う事を今更ながら学習した。
>特別な昼飯
- Spezielle Mittagessen -
昼食は彼奴が事前に予約してくれた店で取った。以前の時も思ったが彼奴は用意周到だ。ただ、予約に関しては用意周到だが、予約を取った店の料理の大方食えない物ばかりという偏食振りには相変わらず驚かされる。此れは常々思うが食事の予約の際は俺も気を付けねばならんな。昼食はとても美味かった。偏食な彼奴とは打って変わり、食えない物が皆無な俺にとっては十分過ぎる品目だった。
>買い物
- Einkaufen -
この地にはいろんな店がある。目で楽しむだけでも十分だと思う程の各所の品揃えはお92柄の違いだろうか。途中、自宅に常備している菫の砂糖漬けが無くなりそうなのを思い出し、その店に立ち寄って貰うが案の定置いてなかった。仕方なく、ローデリヒの好物である猫の舌(当然だが本物の猫の舌では無い)を買ってから、次は彼奴の用事の為に本屋へ向かう。見慣れぬ専門書の数々に圧倒されつつ凡ゆる棚を物色する。興味深いものばかりの其れらは、知識欲を満たすには十分な程だろう。知識として入れたところで、あまり使い道は無さそうだがな。
#あっという間の2日間
予想はしていたが2日などあっという間に過ぎ去っていった。会えば他愛も無い会話をする程度だが、それでもやはり別れは寂しいものだ。宿でも同じ空間に居ながらも話さない時間はあったが、不思議と其れを苦としないのは日頃の関係が有ってこそ、という奴かもしれん。次はいつ会えるだろう、などと帰路に着きながらふと思う。もう少し近くに居れば、と思うのは贅沢な願いで有り、今の距離だから良いのだろうとも思ってしまう。直ぐに会う事が叶わぬ距離間だからこそ想える事も有るだろう。
>Vielen Dank, Arthur.
次はいつになるだろうな。野薔薇の咲く頃に例のローズガーデンにでも行きたいものだな。
#半年を過ぎても尚、
#お前への愛しさは増大する一方だ。
ああ、それから。
改札口で俺の荷物にチョコを入れるとは、
してやられた。
本当にお前は、
俺の予期せぬ事をするのが好きな奴だな。
>お前が誘い難いのならば俺からまた誘おう。
#二人の59務が落ち着いた頃にまた出掛けよう。
#WRNING ( 警告 )
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( 上司話題につき閲覧注意 )