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Ringwanderung
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195 :
独
02/07-23:30
#20150207 23:30 - Leben -
突発的に与えられた休日の始まりはいつもとさして変わり映えしなかった。洗濯と簡単に掃除を済ませ、朝食は余っていたバケットでチーズトースト。実に代わり映えのない時間。彼奴の帰りを待つ間、久方振りにゲー/ムをやってみたのだが、流石に手首から親指やら人差し指を固定された状態ではやりにくいものだな。早々に諦めて読書をしようかと思い始めた所で、彼奴が帰ってきた。
>彼奴が休んでいる間は、
やはりやることもなく、ただ読書をしていた。フランシスの所の奴が綴った「幸/福/論」についての93の断章からなる本を読んでいた。彼の綴る言葉が素直に脳に響くのは、おそらく今の俺が精神的に安定しているからだろうな。
>見舞いのつもりだろうか。
玄関のドアノブに紙袋に入れられた菓子と本が届いていた。ローデリヒに違いない。声を掛けてくれればいいものを、変な奴だ。因みに本は「幸/福な王/子」を含む幾つかの物語からなる短編集だった。兼ねてより貸して欲しいと言っていたものだ。有難く読ませてもらった。
>彼奴が仮眠から目覚めてから、
#彼奴が明かした数ヶ月先に訪れる未来の事。
未来は案外と足早に近付いてくる、いや…俺たちが駆け足で向かっているのかもしれん。通るべき道があるのなら、其れに準ずる他ない。だが、それは終着点では無いのだから、俺は更に先のお前との約束の為に、前に進もう。笑って共にあの薔/薇園に行ける日を待ち侘びて、明日からの59務に励むとしよう。
それから約束は守るから安心してくれ。
何より約束とは守る為に交わすことだからな。
お前を悲しませたりはしない。
Sowohl Morgen, als auch Übermorgen.
Ich möchte dein Lächeln sehen.
Lachen mal.
#お前がいつでも笑って過ごせる事を願う。
>Du fehlst mir, Arthur.
>Gute Nacht.
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