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Ringwanderung
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213 :
独
03/04-08:27
#20150304 19:50 - Leben -
彼奴の居ない休日を過ごすのは何度目だろうか。面白い程に擦れ違う俺たちは身体だけでなく精神までも擦れ違ったままだ。昼間にアーサーが寄越した手紙で、本当にお前の感情の一握りにも満たない程度だろうが、少しだけ理解した。
>彼奴の帰宅を待つ間に手記を少し書いておこう。
朝起床してからは休む暇なく、掃除、洗濯、買い物を済ませた。午後は諸用で外出、その後寄り道もせず真っ直ぐに帰宅。うむ…何の面白味のない手記だ。分刻みでスケジュールをこなす一日は、結局の所、あまりいつもと変わりない。
>部屋が広く感じるのは、
やはりお前が居ないからだろうな。お前は俺の居ない間、やはり同じ様に思っていたのだろうか。などと…単なる自惚れか。彼奴の体温が恋しいと離れてる間もずっと思っていたが、いざ目の前にすると伸ばした腕は臆病になり、彼奴の動作一つに過敏に反応する。ただ抱き締めてしまえたのなら、何か変わっただろうか。後悔などするもんじゃないな。
彼奴が帰って来たら一番に抱き締めて言おう。
>Arthur, Willkommen und Ich Liebe Dich.
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