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Ringwanderung
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267 :
独
06/22-06:30
>気をつけて行ってこい。
>俺も行ってくる。
#20150622 21:15 - Leben -
手記に彼奴への言葉を走り書きをして始まった朝は、相も変わらず忙しなかった。気が付けば、時刻は正午を回り、昼食を摂りながら、ふと彼奴のことを考えた。最近の俺はお前のことばかりが脳裏に浮かび、ただ過ぎて行くだけの時間を失いながら、時に虚しさとも寂しさとも言い知れぬ感情に襲われる。そして、未だ見ぬ日の空想に耽ては溜息が溢れるんだ。
#此れについての打開策は存在しないだろう。
>それでも、
お前から貰った腕時計が今日も俺の左腕で正確に時を刻んでいて、右手には、昨日、お前に噛まれた痕が薄くだが残っている。少々表現し難いな…なんというか、両手にお前を感じるような気がするんだ。
>単純なものだろう。
男とは…所詮、そんなものだ。
#こんな些細なことに救われる。
手記ぐらいはお前と肩を並べてみるのも悪くない。
#今夜はそのまま寄り添って眠りに就こう。
>Gute Nacht, Liebste.
>Ich möchte dich im Traum sehen.
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