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Ringwanderung
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276 :
独
07/04-18:07
#20150704 18:10 - Leben -
俺と彼奴は毎日擦れ違ってばかりだ。互いに多忙なのだから仕方が無いと言ってしまえばそれまでだが、何とかならないものかと考える。お前の事を考えると全身が熱くなる。胸が痛くなるという此れは、寂しいという感情の表れなんだろうか。こんな事では、格好が付かんな。
#休暇日と言えど、
時間を持て余せば、考えるのはお前のことばかりだ。思考を停止したくて、例の木造模型に専念していたら、半日と掛からずに塗装まで終わってしまった。結果、残った時間はまたお前のことばかり考えている。自問自答を繰り返しては、悪い方向へと思考が向かうんだ。
>お前は俺が居ない時に何を思う。
#時間を理由にして、
無理矢理にでも欲望も感情も捩じ伏せようとしている。俺だけではない、きっとお前もそうなんだろうな。俺たちは如何にも恋愛に於いて素直で可愛い部類ではない。男なのだから、可愛さなど無縁であることは否め無いが、精神的にはそういう部分もあった方が良いのか、とも思うところはある。かと言って、其れを表に出したところで、状況は変わらない。其れ所か、お前に無理をさせるのではないだろうか。
>飛び交う憶測が俺の首を絞める。
#愛している。
この感情は色褪せる事なく細胞を染める。この感情を例えるなら此れは血だ。溢れ出したものは、時間の経過と共に酸化して黒くなる。だくだくと溢れ出してきて、身体がどんどん渇いていく。俺がこんな事を言うべきではないが、お前が足りない。足りないんだ。お前も同じか…苦しんでいるのか。
>間違い無く此れは飢えだ。
お前に触れたい。強く抱き締め、お前の鼓動を感じたいんだ。首筋から足先まで全て、朱を痕を残して、噛み付いたっていい。深くお前に刻み付ける。お前の匂いは俺を安心させる。その声も体温も全て。欲しい。お前が欲しい、アーサー。
>捩じ伏せた筈の独占欲が蘇る。
#息が詰まる。
#嗚呼、気が狂いそうだ。
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