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Ringwanderung
┗302
302 :
独
07/30-03:36
>理由も無く不安ばかりが募っていく。
この言い知れぬ感じは何なのかと考えていても、結局何も見えて来ない。不安、嫉妬、欲望、罪悪感、嫌悪、上げたらキリがない程に沢山の感情に埋め尽くされた一角の其れだけはどの感情にも当てはまり難いものだ。
#彼奴を想うと息が出来ない。
俺は相変わらず末期らしい。彼奴はこんな風になることはないのだろうか…否、ないか。俺よりもずっと長く息をしているんだからな。他者から見れば、今の俺の姿はやはり滑稽に映るのかもしれない。実に格好悪い姿だ。可能であるならば、こんな姿など晒したくはない。だが、もう晒さずにはいられない。
>晒したところで如何にもならないのだがな。
ずっと側に居たいと願う。
側にさえ居れればいいという其れは所詮綺麗事に過ぎず、本音を明かすならば、もっと触れたいと思う。其れだけでは無い、俺のことを考えていて欲しい、と思うんだ。だが、何方も叶わぬ願いだ。俺たちには時間が無い、そしてこの世/界でのみ生き長らえている存在ではない。だとしたら俺が進むべき道は一つだ。
#ただ彼奴の側に居よう。
手を伸ばせば届く位置に留まり、ただお前を想っていよう。其処に見返りは求めない。彼奴の疲労や苦労を労い、59務の話に耳を傾けよう。側に居れない日は、常に彼奴の平穏を願い、そして彼奴に恋い焦がれるだろう。
>何故なら俺を形成する総てが、
彼奴のものなのだならな。彼奴の中で役目を果たすその日まで、俺はずっとお前だけを見ている。
#お前になら飼い殺されても構わない。
#俺は優しい狼なのだからな。
20150920
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