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Ringwanderung
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309 :
独
08/09-19:30
#20150809 19:30 - Leben -
炎天下の中、兄貴と二人きりでBBQをした。訳あって予定した日よりも早く墓参りに行くにあたって兄貴に話をしたところ、どうせなら一緒に行こう、と言い始めた結果、何故か今に至る。
>ローデリヒには暑いという理由から断られた。
兄貴を助手席に乗せ山道を抜けていく。兄貴は決まって助手席で歌う、オーディオから流れるメロディーに乗せて歌うんだ。そして3曲目が終わる頃に決まって俺に言う。
#ルッツも一緒に歌おうぜ!
兄貴の様に高らかに歌うのは柄じゃない。だから少しだけ兄貴に合わせて口遊む。兄貴の様に上手くは歌えない。思えば…俺はいつもそうだな。何をするにも兄貴には敵わなかった。兄貴は俺の目標だった。
>今は見る影もないがな。
其れでも兄貴は兄貴に変わりない。
川で食うヴ/ルストは絶品だった。此れで酒でもあればいうことないんだが…良い休日になった。
兄さん、感謝している。
#此処からはまた別の話だ。
戦は人を狂わせる。恋もまた同じであるなら象徴となる92もまた同じなのだろうか。
>恋愛は夜空の星に似ていると思いませんか。
そう俺に言った奴がいた。互いの気持ちが向き合っていれば、其れは眩く輝き続ける。ほんの些細なことさえも愛しいと思えるのだからな。しかし、亀裂が入るとじわじわと拡がってやがて修復は難しくなって、そして星は燃え尽き、跡形もなく消える。想い出は、滅び行く流星の様に美化される。
>あまり認めたくはないですね。
そう言った顔が笑っていたような気がするのもまた想い出の美化なのだろうか。
#数え出せばキリがない。
不確かな愛も運命と呼べる様な愛も、結局のところ其れらは星の数程もあり、遅かれ早かれ、いつかは消えゆくものに変わりはない。其れならば、出来るだけ長く輝いていたい。
>誰もが想い、願うことだろう。
どんなに幸福な時間でさえ、
突如奪われゆくことがある。
#ならばもう誰かを特別に想いたくはない。
其れは過去の俺の自暴自棄に過ぎんのだろう。
時の経過は傷を治癒するには一番の薬だ。
俺にもまた大切で特別で愛しい人が出来た。
過去から学ぶことがあるのだとすれば、
>明日後悔しない愛し方をしたい
これに限るのだろうな。
#余談だが、
兄貴に、口下手は損だ、と言われたんだ。言うべき事ぐらいはちゃんと言っとけ、と。兄貴は普段はちゃらんぽらんだが、時に良いことを言う。そういうところは、今でも尊敬に値する。
>Wie schoen,
>dass es dich auf dieser Welt gibt.
( 貴 方 が 兄 で 良 か っ た )
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