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Ringwanderung
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343 :
独◇
09/27-09:19
#20150927 09:19 - Leben -
今日は電車で帰路に着く。
とある路線には電車の揺れが心地良く感じるくらい穏やかな運行をしてくれる運転手がいる。其の日は当たりだと俺の中では思っている。今日は正に其の日だった。
>今日はきっと良い1日になる。
#運転といえば、
「運転の上手い奴はセックスが上手い」
ということをしばしば聞く。電車ではなく車の話になってしまうが、此の運転手というのはどんな山道をも最速でスムーズに登る技術の高さではなく、如何に穏やかに安全な運転が出来るか、ではないかと思うんだ。交通法規厳守はもちろんのこと、急発進・急停止は以ての外だ。助手席に乗せる最愛の安全を第一に運転が出来る奴こそが、真に最初に述べた運転手に値する。
>但し、例外もある。
俺は運転は上手いと称されるが、
セックスはあまり上手い方ではない。
#興奮が頂点に達すると、
相手に対する思い遣り以上に己の本質にある加虐性が呼び覚まされ、其の性質が先行して思い遣りが欠ける。とはいえ、彼奴とは出逢った頃以外は、比較的穏やかな営みをしていると言えるだろうが…まあ、其れが果たして上手いということに繋がるかどうかは俺ではなく、彼奴が判断することであって、俺の知るところではない。
#彼奴との行為の中で、
しばしば口淫したい(正確に言うならば舐めたい)と言われる。此処でこんなことを言うと後から彼奴からの小言がありそうなものだが…少しぐらいはいいだろう。彼奴は前記にあげる其の行為が非常に上手い、つまり与えられる快感は絶大で有り、此れに寄って有らぬ声が出そうになる。しかし、俺としては其れだけは何としても阻止したい。故に奥歯を噛み締めて声を殺したりしている。下唇を噛み切ってでも声は出せん。
>間違ってもそんな事があれば羞恥で国土崩壊だ。
#92として生を受けてから今まで、
俺は一度も受けをしたことがない。言うなれば、生粋の完攻めだ。幾度となく付き合った奴らにはケツを狙われたが其れだけは阻止し続けてきた。今では、此れは此処まで蓄積されてきた俺の意地、端から見れば無意味なプライドのようなものに近い。
俺は彼奴のためならば何でもしてやりたいが、
きっと此れだけは譲れないだろう。
>彼奴はそんな事を端から求めてないだろうがな。
#俺には鳴くより鳴かせる方が性に合っている。
昔、アーサーに「ルート好みの身体にしてくれ」と言われたが、お前の気持ちは今も同じか。
#あの遠い日に、
#お前の声が俺を狂わせていたんだ。
#だから俺は此の手でお前を狂わせたい。
でなければ、フェアじゃないだろう。
>いつか必ずお前を、
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