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Ringwanderung
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357 :
独◇
10/13-06:32
#201501019 23:10 - Leben -
楽しい時間程過ぎるのは早い。まるで夢の様な数日間を過ごした翌朝は、酷く頭が冴えない。現実と夢の狭間で無気力に漂う海月の様に、流されるままに人ごみに紛れる。気が付けば執務室に居て、変わらない毎日が繰り返される。其れでも、あの時間は夢ではないと、腕輪が教えてくれるんだ。
>彼奴が確かに存在しているということ。
#沢山撮った写真を1枚ずつ眺めては、
過ぎ去った思い出をなぞる。その瞬間だけは、不思議と周囲の慌ただしさから紛れることが出来る気がするんだ。しかし、何時までもそうしているわけにも行かない事実が俺を貫き、引き戻す。
#気が付けば、
年末まで59務絡みの予定だらけになっていた。重苦しい首輪を掛けられた気分だ。いよいよ、本気で犬と呼ばれそうだ。可能なら、此れを噛み千切って、59務に埋もれた彼奴ごと攫ってしまいたい。
>そんな事をしたらお前はどんな顔をするか。
今日も変わらずお前が愛おしい。
この音で出来た小さな檻の中で、
俺を想いながら深く深く眠ればいい。
#お前が想ってくれる限り、
#お前の中で生きることが出来る。
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