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Ringwanderung
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393 :
独◇
06/30-11:01
#20180630 19:49 -Leben-
>早朝から愛犬たちと散歩に出た。
既に光りを差す空は日が高く上がると暑くなりそうな陽気だった。公園の木々が青く、その向こうに見える雲は眩い白さのまま早足に空を流れていく。朝の風は気持ちが良い。これが数時間も経てば熱風に変わるとは思えない程だ。
今日は洗濯物がよく乾くに違いない。
昼下がりに何時もの様に兄貴が押し掛けて来た。
昨晩言っていた予定と今日の予定が全く違う事に困惑を覚える。無計画的な事は苦手だが、其れが通じる様な相手だとは思っていない。結局、兄貴に言われるがままキャンプ用品を積んで山へ向かった。
#ハンモックの気持ち良さは罪だ。
場所を確保して早々、兄貴は頑丈そうな木を探しながらハンモックの良さについて熱弁していた。確かに其の気持ちはわからんでもない、野外でのハンモックの心地良さは素晴らしい。
木陰で作業するとは言えど、この時期の火起こし作業は苦行の様な熱を放つ。しかし、火を起こさねば調理が出来ないのだから仕方がない。豪快に歌いながら野菜を切る兄貴を横目に俺は汗だくで火の管理をした。こんな日に男二人でカレーを作っている。何故こうなったのかと我に返った所で、兄貴にしか理由が見当たらず、俺は黙って己に割り当てられた作業をこなした。
#クーラーボックスには冷えた炭酸飲料。
酒でもあれば更にテンションも上がったことだろう。組み立て式のテーブルには出来上がったカレーとパンとヴルスト3種。炭酸飲料で乾杯して其れらを食した。こんな休日も悪くないと思ってしまうところが、兄貴に甘いと他者に言われる所以なのだろう。
>見上げれば空もすっかり夏模様だ。
>また最愛とも出掛けたい。
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