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Ringwanderung
┗422
422 :
独◇
08/04-00:15
#20180804 00:15 -Leben-
>59務を定刻で切り上げ街へ出る。
理由はフェリシアーノと食事の約束をしたからなんだが…59務帰りに誰かと食事に行くのは久方振りだ。今回はフェリシアーノが店を選んだ。地理も店も俺の方が詳しいからと申し出たが「たまには俺が決めたい」と言って聞かないので言われるがまま委ねた。案の定、店に辿り着くのに無駄に時間を要したのは言うまでもない上に、一軒隣の店と間違えた。危うく席まで案内されるところだった。
#店の雰囲気は温かくも華やかで、
隠れ家のような店を好む俺とは対照的にフェリシアーノは華やかな店が好きらしい。俺なら選ばない店だと思う半面、選ばないからこその新鮮さが其処にはあった。週末のせいか女性客の多さが目立ち、女好きなフェリシアーノは終始ご機嫌なようだったが…俺はこの手の空気は少し落ち着かない。辛うじて半個室で良かったというべきか…其れが此奴なりの配慮なのかもしれない。しかし、フェリシアーノが選んだ店というだけあって飯も酒も美味かった。良い店を知ったが…此奴とぐらいしか来れそうにないな。
#フェリシアーノは不思議な奴だ。
俺が思うに、此奴は出逢った当初から今と変わらず終始気が緩んだような立ち振る舞いをしている。92の此奴に言うのもなんだがそういう人種なんだろう。しかし、その割には周囲の人間の言動などをよく見ていて、危機的状態に陥っても大事に至らずやり過ごしている事が多いように思う。此れは危機管理能力が高いというよりは、此奴の天性の才なのだろうな。
#話は今日(というより昨日)の事に戻るが、
フェリシアーノはあの調子の良さも相俟って今日はかなり酒を飲んでいたようだ。飲むのは構わないが、介抱する身にもなってほしいものだと思う所ではある。当の酔っ払いに話したところで今は全く意味がないので、この苦言は後日改める。結局、俺がフェリシアーノを担いでホテルへ運ぶ羽目になった。事前に宿泊先を聞いておいて正解だった。
>俺は此奴をベッドに寝かしつけ部屋を出た。
明日、此奴と出掛ける約束をしている。
此れはホテルまで迎えに行った方が良さそうだ。
#俺が帰宅した頃には、
時刻はもう限りなく0時に近かった。最愛が眠る前に帰るつもりだったが全く駄目だったな。
今夜も最愛の平穏な日々を願う。
#Gute Nacht.
#Ich liebe dich.
- - -
本日、また本棚に1冊追加させてもらった。
何か不都合があれば遠慮なく教えてほしい(そろそろ私信も書かねばと思うが、それはまた後日に)。
>>64
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