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Ringwanderung
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445 :
独
09/15-23:00
#20180915 23:00 -Leben-
>珈琲の苦味に安息を得る午後。
休息日の朝は平常通りだった。愛犬達の散歩をした後、軽いジョギングを約30分。帰宅後は朝食にパンと珈琲と少しの野菜を食し、洗濯、掃除等の家事を済ませた。最愛は用事が有るとかで朝から不在だった。俺の方は特にやるべき用事もなく、午後は珈琲を片手に読書をして終わった。
#連休の初日だというのに此れでは心も踊らない。
最愛の居ない休日にも随分と慣れてきてしまった。
古くなってきた手記を眺めながらそう感じた。
俺の手記も最愛の手記も共有している鍵の掛かった手記も全て、良い意味で年季が入ってきたな。付き合い始めた頃が少しばかり懐かしいと言ったら彼奴はやはり笑うだろうか。最近は擦れ違いが当たり前で、会話をしても天候や互いの近状報告ばかりだ。それが嫌というわけではない。
>ただ好きな奴には触れたいと思ってしまうんだ。
#早くお前の体調が回復することを願うばかりだ。
下心がないと言えば嘘になるが、それ以上に少しでも体が楽になればという気持ちが強い。最愛へ向けた愛は今も溢れ続けているというのに伝える術が無い。否、無いわけではないな。上手く伝える事が出来ない。彼奴も俺に似て愛を直接は語らない類の男だからな。素直じゃないのはお互い様か。
>態度だけでは示しきれないと痛感する。
明日も如何やら擦れ違いらしい。
直接言えぬのなら手記の一頁全てを使って恋文でも綴ってみるのも良いかもしれない。明日は記念日でも何でもないが、何もなくとも構わないだろう。俺がそうしたいと思うのだからな。
#最愛に待てと言われて今日まで来た。
愛しい猫に飼い慣らされた狼は随分と行儀が良いとは思わないか。実を言えば、直ぐにでも猫を喰らってやりたい程飢えているのが現状だ。しかし、此れは長らく猫を放った罰なのだろう。後1年程は耐えねばならないと思っている。時を巻き戻すことは出来ないのは当然の事だ。
>ならば俺は今の最善を尽くす他ない。
Gute Nacht.
今夜も最愛の平穏な日々を願う。
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