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Ringwanderung
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462 :
独
10/05-10:45
#20181005 10:45 -Leben-
>旅行日和とは言い難い天気だ。
朝方、最愛を見送った後に暫し庭先で風に当たっていた。昨日は俺の帰りが遅くなり、彼奴と碌に話も出来なかった。最近はずっとこんな感じだ。其れに加え、私用で数日、家を空けなければならない。益々、彼奴との距離が拡がっていく心地がする。
#其れは致し方ない事だ。
そう理解はしている。何より己が好んで旅行に行くのだから、尚の事だ。即ち、此れは俺の我儘に過ぎない。多忙を理由にしては最愛の存在を疎かにしていないか、と自問自答すれば全くその通りで嫌になるんだ。かと言って現実問題、立場上59務を疎かにする事は出来ない。其れは彼奴とて同じだろう。
>結局は打開策などない。
#会話する時間が無いのならば、
想いぐらいは此処に残しておこうと思う。擦れ違いの連鎖継続に付き、生憎と今日の俺には膨大な時間がある。其のひと時を最愛の為に使う。
>以下、最愛に捧ぐ。
最近の俺たちは互いに疲労が垣間見える様に思う。互いに多忙なのは明白だ。夜分に労い合っては眠る日々を送っているのだからな。其れでも、お前に対する想いは微塵も変わる事はない。お前の凡ゆる部分、全てを含めて今日も変わらず愛している。旅先にお前から貰ったものとあの音楽集を持って行く。
#何処に居ようが俺はお前を想っている。
#いつの日にか、
ゆっくり話をする事が出来る様になったのなら、お前に触れ体温を此の身に感じながら話したいものだな。其の前に俺が旅路から戻ったらお前に口付けと言葉を贈ろう。
>今ならお前に面と向かって言える気がするんだ。
俺の気が変わらなければ、の話だがな。
#期待しない程度に待っていてくれ。
今日もお前の平穏な日々を願っている。
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