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Ringwanderung
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468 :
独
10/12-21:30
#20181012 21:30 -Leben-
>今朝は日が昇るよりも前に家を出た。
天候は決して良いとは言えず今日も傘が必要になるだろう。そう思って傘を持って出掛けたんだが、結局は一度も使う事が無く、ただ手荷物が増えただけになってしまった。備えあれば憂いなし、とはよく言うが最近はどうにも予測が外れる。服が濡れなかっただけ良いと思うしかないな。
#当面は59務に明け暮れる日々が続きそうだ。
其れは、振り子の如く家と執務室を行き来する毎日が続くという事だ。我々の情勢は穏やかな様で案外にそうでもない。やるべき事をやるしか無いと頭で考える半面、最愛と共に何処か遠く、誰も俺たちを知らない地に逃避してみたいと考えてしまう。
>そんな事を実践など出来んのは百も承知だ。
#せめて半日でも、
彼奴とゆっくりする時間があれば良いと思うが、其れもなかなかに難しい。きっとそんな日が来たのなら、昔のように他愛もない会話をしながら瞬く間に時は過ぎていくのだろうな。何気ない会話の中に少しの冗談を交え、変なことを言おうものなら、彼奴に鼻やら頬を摘まれるのは容易に想像が出来る。
- - -
#最愛と俺は両極端の存在だ。
彼奴は感覚的で手先が器用で振る舞いも比較的紳士と言えるだろうが、俺は論理的で不器用で振る舞いなど紳士とは程遠い。機械弄りは得意ではあるものの、指の太さが邪魔をして細かな作業は苦手だ。此れに限らず何かと対照的な部分が多い。
普通であれば相容れない関係となり得る所だが、世には相補性に関する法則というものが存在する。だからこそ俺たちは其の法則のように惹かれ合うのかもしれない。更に、惹かれ合い共に過ごす時間が長くなればなるほど対照的な存在でも何処かが僅かにでも似てくる。
#恐らくこれは、
#彼奴と俺だけに言えることではない。
世に生き誰かを真に愛する時。
其の二つの性は共鳴と反発を繰り返し、
他者には立ち入る事のできない領域で、
その類似性を強めていくのだろう。
>俺たちは変な所が良く似てきた。
>それはそれで愛しさを感じるには十分だ。
#俺にとっての最愛は、
時に良き友であり戦友である。そして何より最高の伴侶だ。彼奴が変わらずありのままで側に居てくれるからこそ、俺も安心して彼奴にこの身を預ける事が出来る。最近は何年経とうが変わらないとさえ思える。
今日は少々長く綴り過ぎてしまった。
なんでもない日に何を、と思うかもしれんが此れは何時もの俺の気紛れだ。今夜は少し冷え込むらしい。昨晩は俺が先に眠ってしまったからな、今夜は彼奴を抱き締めて眠りたいところだが…またの機会にしよう。
今日も最愛の平穏な日々を願う。
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