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Ringwanderung
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51 :
独
09/21-21:13
#20140921 21:13 - Leben -
久方ぶりに長時間列車に揺られた。晴空の下、流れ行く景色を眺めるのは気持ちが良い、気分転換には最適な1日だった。彼奴からの何気無い”いってらっしゃい”と”おかえり”の言葉が嬉しくなる時がある。ふと感じる幸せ、大した事ではないのかもしれないが、俺が幸福感を得るには十分な言葉だ。朝晩交わす挨拶でさえ幸せなのだから仕方がない。それ程までに俺は彼奴の事を想っている。だが、稀に不安を抱かずにはいられない時がある。この幸せな時間は何時まで続いてくれるのだろうか、と。要らない心配だと彼奴は呆れるだろうか。幸福感か強ければ強いほど考えてしまう。こんな浅はかな事を考える俺を今日ぐらいは大目に見てくれ。
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悩んだ所で巡り巡って正解を見出せない事は割とこの世には多い。だが、正解が見出せていながら其れに順ずる事の出来ない事態も存在する。彼奴の為なら何でも出来る、と自負していたつもりであったが…俺は我儘だ。自分を抑えてまで彼奴の希望を聞き入れられない。仮に出来たとして、その先きっと不機嫌な上に素っ気ない接し方になるのは目に見えている。俺は本当に心が狭いな。大した事ではないと彼奴は笑うだろうが、とても重要なことだ。時に…彼奴の純粋無垢な言葉が辛い。もう少し、思考が柔軟であれば、こんなこと考える必要もなかったのやもしれんな。
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