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Ringwanderung
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75 :
独
10/12-07:10
#彼奴の為に綴る10のこと
アーサーのいない休日に持て余した時間に白紙へと綴った言葉を此処に残す。もしお前が同じ様に時間を持て余したのなら読んでほしい。
( 最愛以外閲覧注意 )
>> null
”Guten Morgen.” ”Good Morning.”
何気なく交わす挨拶に、今だ俺は幸福感を募らせている。お前はどうだろうか、同じ気持ちだったらいいんだがな。
>> eins
…触れたい、抱き締めて、其の白い首筋に歯を立てたい。幾度となくキスをして、鼓動が重なる程に体を寄せて、お前を感じていたい。あの声で俺の名を呼ばせたい。
>> zwei
他から見れば、この数日など大した時間ではない。だが俺にとっては違う。正に此れは苦行だ。本来であれば、1日足りとも離れたくはない、ほんの数分でも構わない、お前の顔が見たい。この感情が重症と言われればそうかもしれん。お前はこんな俺の執着心をどう思うのだろうか。時々、とても不安になる。
>> drei
”127回”
俺が此の手記を書いてお前を呼んだ回数だ。アーサーやら彼奴やらお前やら、色んな形で俺はお前を呼んでいるようだ。此処に記された回数が、多いのか少ないのか正直俺には分からない。だが、これからもこの数値が伸び続ける事だけは、今の俺にも確実に分かることだ。
>> vier
時間を持て余した結果、出逢ってから今までのお前との思い出を眺めていた。それでふと思った事があるのだが、お前は俺を縛るのが好きなのだろうか。
>> fünf
時々思うんだ。お前をめちゃくちゃに_したい。お前が俺にする様に腕を拘束してもいいのだが…俺はお前の視覚を奪いたい。目を布で覆ってしまえば、お前の神経はもっと俺に向くだろう。俺の声や手の感触から体温まで、その過敏になる体で感じさせたい。焦らし続けて懇願させたい。そのまま俺の事しか考えられなくなればいいとさえ思ってしまう。こんなのはまだ願望の一部にしか過ぎんのだが…こんな事を言ったらお前は呆れるか、それとも俺を嫌うか。
>> sechs
寂しいという感情をお前も抱く事があるか。お前は俺と似ていない様で何処か似た部分がある。相手に取って迷惑だと思う事は、必死に押し殺そうとするだろう。少しずつお互いにその癖を直していきたいものだな。きっと二人なら直るだろう。確証はないが、そんな気がしてならない。
>> sieben
俺は呼吸をする様に至極当たり前にアーサーの事を愛している。此れは前にも一度、此処へ記した事があるな。俺はあの時と何ら変わらず今日も同じ事を考えている。
>>acht
お前は幸せなのだろうか。
俺を必要としてくれているだろうか。
アーサー、俺はお前を苦しめてはいないか。
>>neun
問うばかりでは仕方がないな。
だが気になってしまうのは、お前を愛する故だと理解してほしい。俺は自信家ではないんだ。自信がなく不安だ。だから、心配性な俺は日々鍛錬を積むんだ。努力をしている事で安心感を得ているだけに過ぎない。アーサー、お前は此れを読んで何を感じているのだろうな。
>>zehn
アーサー、愛している。
帰ったらお前を抱き締めてもう一度言おう。
さて、行ってくるとしよう。
> Ich liebe dich.
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