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イエローマシンガン
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23 :
米◇
09/24-20:49
今日は帰り際に主催者の菊に珍しく呼び止められてさ、歩きながら他愛も無い話をした。
ほんの少しだ、数十分のその時間に彼は書類を詰めた鞄をちょっぴり重たそうに抱えながら時折寂し気に、独り言みたいに一年間は早いって呟いた。
ジュースを片手に俺は「そうだね」としか答えられなかった。実際早いんだ、文明も何もかもが早足に進む。悪か善かは明確に分からないまま、確実に未来に進んでる。確かなことだ、これには何も言えない。
花は散るんだって穏やかな声で言っていた。彼のところのサクラはかなり短く生を納めるんだって。
「そうかな」と、今度は怪訝に思って枯れない薔薇のことを得意げに話して見せたら彼は少しだけ困ったみたいに、でもちょっと嬉しそうに笑ってた。
空港につく帰り際、お礼と握手をして手を振る。
間際に一言プレゼントされた。
>奇跡を起こしたお相手と、どうか永遠を。
…もしかしなくても聡い彼にはバレてるのかもしれないな。呼び止めてくれた理由がなんだったのかは分からない。けど薔薇を渡してくれたあの人に凄く会いたくなった。今日の会/議はそういう穏やかな終わりだ。
#PM 10:14
>少しうたた寝をした、そのたった一時間を今物凄く後悔してる。
>夢っていうものは残酷だって思ったよ、現実の方が取り返せるからね。まるでくじをひいてるみたいだ。
#AM 3:27
ばったり眠って、ふっとおきて、この時間は二度寝たら危ないかなってぼんやり思いながらブランケットを握り締める。そして色々と反芻する。
永遠や、ずっと、絶対、誓いみたいな約束。そういう言葉が嫌いだった割には、今はそいつを求めてるんだって気付かされて改めて自分自身を疑った。
祈るならタダだろう。
なだらかに続いて欲しい。
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