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XOXO.
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7 :
英
11/22-09:04
起きた。
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朝から電話に起こされて不機嫌だ。今日は昼まで眠っているはずだったのに。………あ、切れて、る、
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雨音が止まない。少し肌寒い朝。喉が乾いて、水を煽った。体をめぐる冷たい液体に、ふるりと震える。ああ、もう少し眠っていたい。起こすなよ、うるせえ。なぁ、もう少し、もう少しで彼奴の夢がみられそうなんだ。手を伸ばした先、指は空を切って、何も掴めはしなかった。そろそろ起きないと上司にどやされちまうな。あと、五分、いや、三分、……一分でいい。
俺に彼奴の夢を、見せてくれよ。
> ( 溢れだす愛しさの処理の仕方を、どうか。夢の中でも、彼奴に会いたいと願ってしまうようになった俺は、あの頃よりも少し変わった、かな )
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# Write.
滲む、インクの滲みが拡がって、稚拙な俺を、汚していく。それが酷く扇情的に観えた。感情も無く只ただ見詰める、黒。塗れてしまいたい、深く、深く。それは俺の愛し方に、酷く似ている。最後まで守りたかったものはいつも砂に埋もれてなくしてしまった。過去を思い返しても俺はもう、償うことすら出来ないけれど、俺はまだ、手探りに探している。深く深く埋もれて、風化してしまった思い出は少なくなくて、彼奴の温もりだけが頬を撫でる。こんなにも愛しているんだ、こんなにも、こんなにも。いつもいつも、同じことばかりを繰り返して、利己的な愛に溺れる。息苦しくてもその息苦しささえ愛しさに変えて。俺の一方的な愛ばかりを注いで、誰かに否定されるのが怖くて、そのくせ、自分の性格を見返りはしない。誰かに、距離を置かれることが辛い。誰かと、離れるのが悲しい。誰かを、失うのが、怖い。失う前から、わかっているんだ。怖い怖いと怯えるだけで、なんの努力もしない俺は本当にソレに怯えているのか、なんてな。嘘つき、嘘吐き。なにも、成長なんてできていない、俺は俺の殻に篭るだけ、
いつだって、いつだって。俺は世界の隅で両耳を塞ぎ、ダメだダメだって喚いているだけ、
> ( そんな稚拙な俺の手を、お前は握って、くれますか? )
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