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Hör mal
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12 :
普＆北／伊
12/02-23:05
9日目
彼奴からのお別れの言葉を読み返す。「さよならは言わない」って誰の言葉だったっけか。“また会いたい”とか“また会えますように”とか“また会おう”とか…そんな希望願望を込めて別れの言葉は使わない、ってやつだったと思う。
彼奴の言葉にも「さよなら」という明らかな別れの言葉はなかった。おやすみの挨拶と、身体への気遣いと、感謝の詰まった言葉。
彼奴は今何を思ってるんだろうな。…気になるぜー。返事は要らないって言われちまったから返事はしてねぇが、あの時直ぐに離すなって言ったら何か変わったか？
まあ…でもあの状況の彼奴にそれは酷だっただろうからやっぱり何も言わなくて正解だったんじゃねぇかと自己完結してる。
例えさよならを言わなかったのがただの彼奴の優しさだったとしても、俺様の気分は落ち着いてるはずだ。今もだけどよぉ…喪失感や絶望感はねぇ。不思議と。
彼奴は俺様しかいねぇって言ったし、誰よりも俺様が可愛いって言った。一緒に幸な時間を重ねたいとも、他の奴にはやりたくないとも言った。だから手離したら後悔するかもしれないと…。最後にそれだけ示してくれてれば十分だろ、黙って待つ覚悟決めるくらい。
粘着質だろうが勘違いバカだろうが良いんだよ！好きなもんは好きなんだ！
#俺以上に俺の事をよく知ってくれているお前に、千のGrazieとti amoを。
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